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第7回法政オープン

このページの内容は、「近況報告」の内容を抜粋したものです。


1998/11/14
第7回法政オープンに参加。地下鉄の駅で串戸に会い、会場まで一緒に歩く。就職活動の厳しさについて話す間に、何故か「何かおごってください」と言い始めたがシカト。会場到着後、色々な人と会話。昨日新設した「ルーレットクイズリンク」を利用した人から意見を聞くと、概ね好評。「ハズレはやっぱり2割の確率?」「まさか菊地英豪さんのページがあるとは」などなど。そんな中、チーキクかおりが「if〜else文ばっかでヘボい」と、システムエンジニアらしいプログラムの面を指摘。「じゃぁ、if〜else文を使わないで、アレと同じ内容のプログラムを作って」と依頼。「それはちょっと」と、予想通りの回答だった。
1R・ペーパークイズ。忘れているものが多く、個人的には厳しい内容だった。それでも31点。得点はまあまあとして、この歳にもなって近似値を書き忘れるという失敗をやらかす。言い訳。強調文字になっている注意書きのすぐ次に、普通の文字で書いてあったから気が付かなかった。(問題の方を強調にしてある先入観が災い。)ペーパー終わった後でさえも「あれ? 今日のペーパー、近似値クイズ無いんだ」などと馬鹿丸出し。
2R・2○2×。ペーパー24位で6組目、宮澤君、黒巣、佐藤崇夫、武笠龍彦、岡村さん、駒形、串戸、長谷川勇司さんと戦うことになる。相変わらず解答権が取れない。串戸、岡村さん、武笠の3人が抜け、いつの間にか席は1つ。「ヘブライ語では「ベートクネセット」/」で「シナゴーグ」(ユダヤ教の礼拝堂)を正解するも、最後の席は前回優勝者・黒巣が持っていった。なぜかこの時、クイズワールドカップでの姿がダブった。(ワールドカップ2Rでも、黒巣は私のすぐ隣でラスト抜けしていた。)今回の負け方に関して、「勝てた勝負を落とした」観があり、頭の中では「最悪の負け方」という感覚だった。
3R・コーナー別。
Aコース・法政風サバイバル(=アタック風サバイバル)。セットのラスト抜けが2回ありながらもノビさんがトップ抜け。2位は終始安定した大倉。3位には遠く東北から参加の村上彰さん。
Bコース・早押しボード。序盤、自信満々の秋田さんが赤紙で大量得点を狙いに行ったところ、「まさふみ」と「まさぶみ」のわずかなミスで大量減点。一方で松本裕輔が快進撃を見せ、他を大きく引き離す。中盤、遠藤が着実に正解を重ね、最後は赤紙単独正解で一気に20ポイント到達しトップ抜け。さらに塚本も赤紙で大量点を獲得。秋田さんも盛り返したが大減点の後遺症は大きく、2位に塚本、3位に松本が入り、コンモリ勢のワン・ツー・スリーフィニッシュとなった。
Cコース・あいうえお作文クイズ。簡単にルール説明。基本は単調早押し。特異点は、解答者には「かな」が配され、その「かな」を頭に付けて解答しなければならない。「“あっ、”東京」や「“日本人でない”ゴッホ」といったテキトー解答は有無を言わさず誤答になる。見ている側が納得の行くきれいな作文、じゃなくて解答を要するイロモノ企画である。この企画が性に合ったか、高山が「“おいしい”モスコミュール」「“国際的スパイの”ジェームス・ボンド」「“本塁打をたくさん打った”大下弘」と順調に正解を重ねてトップ抜け。その後、「“醜い政治をした”ムッソリーニ」で村上浩一、「“リングで戦う”ボクシング」で黒巣が勝ち抜け。必死で作文を考えるクイズプレイヤーの姿、不謹慎だけれど笑いを誘いますわ。「“絵になる女”ココ・シャネル」
Dコース・イントロクイズハンター。クイズハンターと同じルールでイントロクイズ。同じと言っても、揃えられたジャンルは曲名にしか絡んでいない。「世界を獲った男」で「ガッツだぜ!」(ウルフルズ)、「剣道」で「ツキ」(猿岩石)、「ベストセラー」で「ノルウェイの森」(ビートルズ)とまぁ、よくこうした組み合わせを考えるものだと感心。それと今回のイントロは、普通の人にも分かる曲が多かった。コーナー別のイントロは「素人お断り」な曲がズラッと揃うのが当たり前なのに、私でも知っている曲が相当数あって、いつもより引き込まれた。結果の方は、春日、大村さんが大差で抜け、ラストハンターチャンスで逆転した木下が最後の勝者となった。
4R・一致団結ボード&早押し。12人が3組に分かれてのチーム戦。ボード10問、早押し20問を、各チームの4人がローテーションして解答。問題が終了した段階で、成績下位の1チームが失格。
A:大村、黒巣、松本、村上彰
B:大倉、木下、遠藤、村上浩
C:春日、ノビ、高山、塚本
上記の通り、普通に組んだんじゃぁ見られない3チームがくじ引きで決定。勝負は白熱。早押し7問目の段階で全チームが9点で横一線。さらに、10点、11点と横一線のままで、3チームとも甲乙付けがたい勝負を続ける。「自分もこんなハイレベルなチーム戦に参加してぇ〜」と、12人が羨ましかった。でも私如きでは足を引っ張るのがオチかも。結果の方は、最後に力尽きたBチームが脱落。
準決勝・Destiny13。一騎打ちで13問限定の早押し。挑戦者は勝負前に一枚のトランプを引く(数は13問を消化するまでまでクローズド)。トランプの数と同じ問目の問題を正解していれば勝利となり決勝進出。両者とも正解していた(or正解していなかった)場合は、単純に正解数で決定。
第一試合。高山慎介が明大イージオス後輩の松本裕輔を指名。同じサークルにいながら、初の一騎打ちという。きっとこの時のために神様が取っておいてくれたんでしょう。私は一日の長で高山優位と見ていたが、勝負は終始松本優勢。正解数は高山4に松本5。だがクイズは正解数ではなくルールで勝敗を決めるもの。松本、健闘するもカード運に見放され金星を挙げられず敗退。後輩に人生の厳しさを教えた高山が決勝へ進んだ。
第二試合。ノビさんが村上彰さんを指名。勝負はノビさんのワンサイド、というよりも村上さんが絶不調。正解数は6−1。両者カードが的中せず、そのまま正解数でノビさんが決勝進出。
第三試合。ここは残り枠となり、誰からも指名されなかった春日と塚本の対戦。ここは起伏の激しいシーソーゲーム。春日がいきなり4連答を決めて、もう勝負ありかと思わせるや、塚本がお返しの6連答。この連答の応酬は、今日のベストマッチに推したい勝負内容だった。正解数は塚本優勢も、カード的中は春日のみ。春日は自身の持つ類い希なナイスカンで、トランプをも引き当てた模様である。
第四試合。黒巣が大村さんを指名。展開は黒巣が終始リードを続け、正解数は7−4。正解数の優勢さがカードの結果にそのまま反映され、黒巣が勝利。
決勝・変則7○3×。難問の50問限定。スタートから黒巣が徐々に正解を重ね、ノビさんが追いかける展開。14問目で高山がまさかの0○3×により失格。春日は黒巣らについて行けず。事実上、黒巣とノビさんのマッチレース。30問目の時点で両者5○。31問目「ベギエ・ド・シャンクルトア」で黒巣がリーチ。32問目にノビさんも「寿(じゅ)サイン事件」を解答し、両者リーチとなりかけた。だが正解は「寿(ことぶき)サイン事件」。判定にもめた結果、ノーカウント。両者リーチとなったら面白かったけれど、ノーカウントの判定を下したのであればそれを認知するのみ。「疑惑の判定」になりそうな懸念が生まれたけれど。気を取り直し36問目、黒巣が「コステル」(グーテンベルクにその技術を盗作された、活版印刷術の本当の考案者)を正解して7○。一橋オープンで2連覇したノビさんを押しやり、黒巣が法政オープン2連覇を達成した。
大会の感想箇条書き。全体的には面白かった。4R以降の勝負は心底面白かった。ただ決勝はスルーが半分もあったので、常軌の人にはちと苦しかったのでは。問題難度は決勝以外適度。今時のオープン決勝の難度って、調節が難しいよな。私の頃は、他のラウンドよりちょっと難しい程度ので済んでいたから。気になった点として、問題文の長さ。やむを得ず長くなっているのではなく、無駄に長くなってしまっていた問題がちらほらとあった。それに隠れて、問読みの文節の切り方がまずかった。「炎チャレ」でアルプススタンドを岡本一平と勘違いさせた問題の読み方と同じ風。こうした難点があっても、問題そのものは聞き易く、司会のフォローが巧かったことで、全体の印象はプラスに寄っていた。得点などの掲示をする人が、最初のうちは勝手が分からずもたついて不安だったけれど、後の方はしっかり動いていたのでホッとした。企画については、色々と新しいアイデアが盛り込まれて意欲的。「作文」「一致団結」「ディスティニー13」は見ているだけでなく、実際に参加してみたかった。

串戸が「舟太さん、ジュースおごってくださいよぉ」と迫ってきた。「何でお前におごらなあかんのや」と無碍に断るや豹変。「舟太さんって、ジュースもおごってくれないんだぜ、ケチだな」と、コンモリ連中に言いふらす始末。何やってんだか。でもこのままだとクイズ界全体に「舟太はジュースをおごることもしないケチ」と噂されそうなので、牽制的に話題に出しとくッス。それにしても串戸はジュースが買えないくらい金に困ってんの?


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