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リベンジ杯体験記

 この大会は1997年9月27日に、一橋の有志が主催したオープン大会です。
スタッフ
司会:須藤俊明
司会助手:東田典子
問読み&正誤判定:金谷竜太郎
音響&記録:吉田智樹
雑用:渋谷裕司

協力:渋谷裕司


1R:クイズ日本人の質問(全員→70人)

 やけに凝った作りのパンフレットに目を通し、売り出したばかりの「花と蛇杯EAST問題集」で自分の正解したところ等を見返していると、いよいよ予選のスタートとなった。
 予選問題はそんなに難度は高くないのだが、思い出せない問題がやけに多かった。「山極勝三郎」「直良信夫」「武田泰淳」といった日本人名が出てこなくなったので、やっぱりクイズの勉強をしないと記憶力が落ちるなという実感があった。ペーパーの手応えがまずかったので、こりゃ25位以内は無理かなと、2Rを戦う覚悟をしていた。
 ペーパーの集計が終わり、結果発表。まずはシードとなる上位25人の発表。ペーパー1位は得点38点の能勢一幸さんで、予選1位は第1回FNS以来という。2位は近似値差で沼田正樹。以下はやたらと高得点で固まっていたので入っているかいないか期待と不安で一杯だったが、予選20位の成績でかろうじてシード入り。

<予選上位25名>
1位能勢一幸38点
2位沼田正樹
3位春日誠治36点
4位黒巣弘路
5位木下良太35点
6位渡辺徹
7位遠藤誠
8位関口仁
9位栗田修
10位深澤岳大34点
11位飯田暁
12位神山学
13位井上幸治
14位大倉太郎
15位鈴木亮
16位西田司
17位村上浩一
18位串戸尚志33点
19位舛舘康隆
20位鈴木舟太
21位高山慎介
22位松石徹
23位増田秀直32点
24位中村ひさし31点
25位上野裕之

 以上の25人がシード選手。26位から70位までの45人が次の2Rを戦うことに。


<一口メモ>


2R:おかあさんといっしょ(45人→24人)


第1セット

 第1組、第4組、第7組の組み合わせ。1組には予選26位で惜しくもシード落ちした鈴木雅也、決勝の常連大村哲也さん、矢野淳一と矢野了平のダブル矢野etc.。4組には駒澤の宮澤大輔君や君嶋貴宏さんetc.。7組にはレポンドルの宮崎和彦、石渡健太郎さん、岡村悟史さんetc.が揃った。
 まずは団体戦。プレイヤーの駒を考えると、第1組がかなり有利と判断できる。

1問目「ミュージカルタレントとして働く傍ら「青春の門」などの映画にも出演していたというタレントで、NHKの「おかあさんといっしょ」の中の太極拳風体操コーナー「ハイ・ポーズ」/」
宮崎「ひょう智英」

先制点を挙げたのはレポンドルの宮崎。それにしても、たまに間違って教育テレビ付けるとやってるあの怪しげな体操をしている人がクイズになるとは。
 前半は接戦の様相で、16問を終了した時点で、×の数こそ違えど3組とも4○。だが前半が接戦だったからといって、後半も接戦になるとは限らない。17問目に雅也が正解して1組目が一歩リードした途端、18、19問目を矢野了平が連取して一気に7○として、1組があっと言う間に勝ち抜けを決めた。
 個人戦は10→3の2○2×と、かなり厳しい。その厳しい条件下でトップ抜けをしたのは、団体戦で一問も正解しなかった一橋の小林大介。中盤、リーチをかける人が増えてきた段階で宮澤君が「ナポレオン」を正解して2位で勝ち抜け。残る枠が一つとなって誤答が続いたが、31、32問目を連取した岡村さんが第1セット最後の枠を獲得した。

<団体>
第1組  7○1×
大村哲也 3○
矢野了平 2○1×
矢野淳一 1○
鈴木雅也 1○
新垣雅也

第4組  4○2×
石川貞雄 2○
山下淳  2○1×
小林大介   1×

第7組  4○1×
岡村悟史 2○
多田光伸 1○
宮崎和彦 1○1×

<個人>
小林大介  2○
宮澤大輔  2○
岡村悟史  2○
宮崎和彦  1○
山下淳   1○1×
松村憲昌  1○1×
石渡健太郎 1○1×


第2セット

 第2組、第5組、第8組の組み合わせ。2組は新井浩さん、新井健一さんと、こちらはダブル新井etc.。5組は駒形哲郎、宮崎裕茂etc.。8組は塚本丈二etc.。
 1セット目と比べると中堅どころが揃ったという印象で、中でも抜きんでた力を持つ2組が有利。
 序盤戦、8組の佐藤崇夫君が2×で失格し、8組の他の4人はとんでもないハンデを背負ったが、佐藤君の失格直後に塚本が誤答し、まだ10問目の時点で8組が3×失格。早くも2組と5組の一騎打ちとなった。
 一騎打ちとなると如実に地力の差が出て、2組が常に5組をリードする展開。14、15問目の新井浩さんの連取でリーチをかけ、16問目は古谷が一矢報いたが、17問目に土橋さんが「川中島の戦い」を正解して2組が団体勝利。
 個人戦は、佐藤君が失格しているため9→3と、ちょうど3倍の倍率。トップ抜けをしたのは宮崎。19問目では婦人服のサイズから「9号」を、塚本の誤答を挟んで21問目は「野坂昭如の「エロトピア」の挿絵を描いた」から「山藤章二」を正解と、笑える問題を連取しての勝ち抜けであった。続く2位抜けは予選通過者の紅一点である滝沢あすかさん。26、27問目はリバティ勢の古谷と木伏が順にリーチをかけるも、28問目に「13」を正解した塚本が逃げ切った。

<団体>
第2組  7○
新井浩  2○
土橋史幸 2○
新井健一 2○
杉原隆裕 1○
舟橋貴之

第5組   5○
古谷顕一郎 2○
滝沢あすか 1○
宮崎裕茂  1○
若林一也  1○

第8組  2○3×
松尾浩  1○
塚本丈二 1○1×
佐藤崇夫   2×

<個人>
宮崎裕茂  2○
滝沢あすか 2○
塚本丈二  2○1×
木伏崇   1○
古谷顕一郎 1○1×


第3セット

 第3組、第6組、第9組の組み合わせ。3組は神野芳治、丸山淳さんetc.。6組は日高大介と堀滋の慶応勢に沼屋暁夫etc.。9組は市川尚志と八十田隆行の早稲田勢に西村友孝etc.。そしてペーパー70位は慶応大学の木村俊孝が入り、ボーダーラインは16点という事が告げられた。
 このセットは他の2セットとは違って、まんべんなくプレイヤーが揃っているという印象。
 1問目はいきなり日高が誤答で、6組は一歩後退かに見えたが、直後に大ブレイク。日高&沼屋の活躍で、他の2組に解答権を与えないまま五連取して早くも5○1×とし、さらに8問目に堀が正解したことで6○1×でリーチをかけ、もう勝利は決まったようなものだった。
 ところが勝負はわからないもの。6組はリーチをかけた途端まったく解答権を取れなくなる。気が付いてみると今度は3組がブレイクし、16問目で5○1×。17問目は相田聡一が解答権を取るも疑惑のノーカウントとなったが、18、19問目を連取して3組が大逆転。3組の7○のうち4○は、恐らくだれもマークしていなかったであろう相田が叩き出し、他のメンバー4人からすれば正に「神様、仏様、相田様」といったところだろう。
 個人戦は10→3。前半戦は誤答が多い荒れた展開で、10問消化しても勝ち抜け者が出ず。トップ抜けは個人戦に入って13問目の32問目、「孫文」を正解した西村。続く33問目に明治の後輩である松本裕輔君が2位抜け。そして36問目で日高が2○として、3R最後の枠に滑り込んだ。

<団体>
第3組  7○
相田聡一 4○
丸山淳  1○
斉藤英司 1○
神野芳治 1○1×
金澤雅哉

第6組  6○1×
沼屋暁夫 2○
日高大介 2○1×
堀滋   1○
横山泰良 1○

第9組   2○1×
市川尚志  1○
八十田隆行 1○1×

<個人>
西村友孝  2○
松本裕輔  2○1×
日高大介  2○1×
八十田隆行 1○
木村俊孝  1○
沼屋暁夫  1○1×
市川尚志  1○1×
白井達   1○1×
横山泰良    1×


3R:趣味・悠々(49人→20人)

 コーナー別の4つのラウンドは定員が不定。平均すれば約12人となるので、ラウンド選択の時点で一勝負があったと見てもいい。


3R[1]:ためしてガッテン(15人→5人)

挑戦者
能勢一幸
深澤岳大
飯田暁
神山学
村上浩一
串戸尚志
中村ひさし
鈴木雅也
神野芳治
西村友孝
新井健一
斉藤英司
岡村悟史
新垣雅也
杉原隆裕
 このコーナーはフルゲートで15人もの人が揃った。予選1位の能勢さんを始め挑戦者のメンバーもきつく、かなり厳しいコーナーとなった。また、まだ呼ばれていない3R進出者34人は、このフルゲートによって自分らがわずかながら4R進出に有利になったことを喜んでいた。
 勝ち抜けポイントが+5だけに、滅多なことでは対決は得とはならないため、序盤戦は各自がポイントを上げる展開。10問が終わった段階で岡村さんと串戸が+2でトップ。
 そろそろというところで11問目を正解したインテリヤクザ飯田が岡村さんに抗争、ではなくて対決クイズを仕掛けた。岡村さんと飯田の1対1となった12問目は、岡村さんが飯田の迫力に押されたか誤答。これで飯田はたった1○で+3として単独トップに立ち、勝ち抜けに大きく近づくと共に、対決に負ければ0に逆戻りする危険性も近づいてきた。
 14問目「テネシー・ウィリアムズ」を正解した深澤が飯田に対決クイズを挑む。この対決に勝った方は+4でリーチをかける。15問目、長い前フリの後「杉本清の「菊の季節にサクラが満開」」に深澤が反応。長いこと考えた末「サクラスターオー」を捻りだし、苦しみながらも飯田から+3を奪って一気にリーチをかける。

16問目「化学式はC8H7N3O2、3アミノフタル酸/」
深澤「ルミノール!!」

深澤がリーチをかけた直後の問題で、他の14人を圧倒する押しで正解をもぎ取りトップ抜け。これで残る席はあと4つ。
 深澤が抜けた直後の時点で、トップは串戸の+2。しばらくは対決を仕掛ける人はいなかったが、20問目に「大久保彦左衛門」で初正解をした能勢さんが対決クイズを串戸に仕掛ける。この対決クイズは能勢さんが確実に「王莽」を正解し、+3として単独トップに立つ。その直後、雅也が正解して+2としたところで能勢さんに対決クイズを挑む。2人の合計点が+5のため、このあとの28問を全てスルーにしない限り、どちらかが勝ち抜けることは決まった。その対決クイズは能勢さんが勝負強さを見せて「鳴神」を正解。串戸、雅也のイージオス勢を対決クイズで倒しての勝利であった。
 この時点でトップは+1であるため、しばらくはファウンデーション。その間、飯田、神野、串戸、神山の4人が+2。そろそろという段階の36問目、「血液銀行」を正解したのは神野で、単独トップに立つ+3。ここで当然のように対決クイズを行うことを宣言。そうなれば飯田、串戸、神山の3人のうち誰を選ぶのかということになる。若干悩んだのち、神野が選んだ相手は神山。これを見て深澤が「おお、神対神だ、宗教戦争だよ」とのたまう。37問目の対決クイズは神野が「曹植」を正解して+5とし、3人目の勝者となった。
 38問目は新井さんがようやっと初正解。正解が少ない以上、+1の時点で勝負を仕掛ける方が勝ち抜けるに有利と読み、飯田を指名。スルーを1問挟んで飯田が自滅したため、新井さんは労せず+3とする。スルーといくつかの誤答を挟んで44問目に西村が+2とすると同時に新井さんを指名して、またも勝者は即勝ち抜けの対決クイズとなる。45問目はスルーとし46問目、「電車でGo!」を前フリとし、「JRの駅の中では最も番号の/(多いホームを持つ駅)」で新井さんが解答権を取り「京都駅」と正解して4人目の勝者となった。
 残る席はあと一つ。問題数は残り4問。この時点で串戸が+2でトップ。47問目、村上が正解して串戸と+2で並ぶ。残り問題数が3問と微妙であるため、対決クイズは仕掛けず。48問目に正解した雅也が+1とする。残り2問で逆転をしなければならないため、対決クイズをすることは決める。村上と串戸を秤に掛けた結果、相手に選んだのは村上。その直後、どちらかに逆転されることが決まった串戸が落胆する。49問目、雅也が「イスクラ」を正解したことにより村上を追い落とす形で+3として、串戸をも逆転。この時点で+1以下のプレイヤーの敗退は決まり、逆転のチャンスを残すのは串戸のみ。
 50問目、「チェサピーク湾」というキーワードで串戸が反応し、「ポトマック川」を見事正解し、雅也と+3で同点に追い付き、判定に持ち込む。結果、通算正解数は雅也が4○、串戸が5○であったため、串戸が最後の席に着いた。

深澤岳大 3○1× 16問目勝ち抜け
能勢一幸 3○1× 23問目勝ち抜け
神野芳治 4○   37問目勝ち抜け
新井健一 2○1× 46問目勝ち抜け
串戸尚志 5○2× 判定勝ち
鈴木雅也 4○
飯田暁  3○2×
神山学  2○1×
村上浩一 2○1×
西村友孝 2○1×
岡村悟史 2○2×
中村ひさし1○
斉藤英司   1×


<一口メモ>


3R[2]:いちにのさんすう(15人→5人)

挑戦者
春日誠治
渡辺徹
遠藤誠
栗田修
大倉太郎
西田司
舛舘康隆
増田秀直
新井浩
日高大介
塚本丈二
大村哲也
舟橋貴之
丸山淳
相田聡一
 「ラ〜ンラル〜ンルララララ〜、ラ〜ンラル〜ンルララララ〜、ラ〜ンラル〜ンルラララララ〜、ラ〜ララララ〜」というハミングを歌う声や、「タップ君はどこ〜」というヤジが飛ぶ中、「いちにのさんすう」もフルゲート15人の挑戦者が呼ばれた。残った3R進出者19人はさっきにも増して大喜びであった。
 序盤戦は誤答先行の荒れた展開。15問を終了した時点でトップに立つのは大村さん、増田、大倉、新井さんの4人で2点と、横一列というか、ドングリ状態。
 16問目、序盤に1×して小数点以下が「.5」となっている春日が「カーマ」を正解し、2.5点でトップに立つ。そして栗田も春日同様の状態であるが18問目に「パーキングメーター」、20問目に「ザルテン」を正解して2.5点で春日に並ぶ。一方で遠藤と丸山さんが共に2点として、3位は6人となる混沌とした展開。この時点で1点以下のプレイヤーは混乱をきたしているようで、チャンスこそは残っているが、勝負はこの8人に絞られたと見て良かった。
 26問目、栗田が日本で初めて適用された小型車について述べた前フリだけで「レッカー車」を正解して3.5点とし、このコーナー初の3点代到達者となる。栗田に続くように増田が「新藤兼人」を正解、大倉が「ヤンキー・ドゥードル」を正解し、共に3点として続く。
 30、31問目、新井さんが「狂言回し」「ボーンヘッド」を連取して、栗田、増田、遠藤を一気に抜いてトップに立つと共に4点でリーチ。33問目、増田がそれに負けじと「岸田吟香」を正解して新井さんに4点で並び、リーチをかける。
 残る問題数は7問となり、トップは新井さん、増田の4点、3位は栗田の3.5点、4位は大倉の3点、5位は春日の2.5点で、ここまでがボーダーライン。34問目は西田がやっと初正解で2点とし、望みをつなぐ。誤答とスルーを挟んで37問目、遠藤が春日を逆転せんと解答権を取りに行くが、ここに来ての痛い誤答で1点に逆戻り。38問目でラガーが失格した直後の39問目は遠藤が正解して再び2点に戻す。最後の40問目、遠藤と同じく春日を逆転したかった大村さんが解答権を得るがこちらも誤答。結局、33問目の時点から上位5人は全く動かずに準々決勝進出となった。
増田秀直 3○   4
新井浩  3○   4
栗田修  4○2× 3.5
大倉太郎 2○   3
春日誠治 2○1× 2.5
遠藤誠  2○1× 2
大村哲也 2○2×
渡辺徹  2○4×
西田司  1○
丸山淳  1○
日高大介   1×
塚本丈二   1×
舟橋貴之   1×
相田聡一   1×
舛舘康隆   2×

計:22○16×2スルー


<一口メモ>


3R[3]:小朝がまいりました・東京都小平市(8人→5人)

挑戦者
沼田正樹
関口仁
鈴木舟太
宮澤大輔
土橋史幸
小林大介
金澤雅哉
滝沢あすか
 何とこのコーナーの挑戦者は最低定員の8人。先の2コーナーとは2分の1もの参加者で、倍率も2倍以下と、準々決勝進出に最も近いコーナーとなった。さて、ここで東京都は池袋に住む飯田暁君からのお便りを紹介しよう。「何でコーナー別では舟太がいるコーナーの文章が一番長いの?」その前に、これが私の体験記という事を忘れてないか?
 沼田、宮澤君と、第6回一橋オープンを思い出すメンバーに、説明不用の関口さん、リバティの金沢に、一橋の現役・OB3人が相手である。8人→3人なら分からないが、8人→5人なので、よっぽどの事がなければ負けないという自信はあった。
 1問目「グリーンランドの行政中心地」を答えさせる問題。この「ゴットホープ」を正解したのは宮澤君と一橋勢全員の4人。いきなり−4で、たった1問で自信が脆くも崩れる。2問目は全く分からない問題だったが、全員不正解なので−1におさまる。3問目「金沢文庫がある寺」という問題で、やっと分かる問題が来たとちょっと安心。結構正解者が出るだろうと予想した「称名寺」は、何と1問目の正解・不正解者が逆転した形で、これで全員が25点で並び、しきり直しとなった。
 3問目まで、私同様に余裕を持っていたであろう沼田はシンキングタイム中に踊っていたが、予想外の難問に踊ることを止めた。4問目「超絶技巧練習曲」を関口さんと小林君が正解、5問目「安仁屋宗八」を宮澤君と土橋さんが正解して、じわじわと点数が減っていく。6、7問目はまたも全員不正解。8問目「バレンツ」は関口さん、9問目「リング」は小林君が単独正解。全然正解が出せず、こりゃかなり差が付いたかなと点数板を見ると、トップの関口さんと小林君が20点で、私が17点と、わずか3点しか差が付いていなかった。そう、このルールだと少数正解は気分は良くなるが点数的に効果は低く、たくさん正解者が出る問題での大量減点をかわすことがポイントとなる。が、ここまででそんな大量減点を狙ったような問題は「ゴットホープ」と「称名寺」くらいではなかろうか。いまいちルールと問題が噛み合っていないように思えた。
 10問目、「パルテノン神殿建造の監督者」と、ようやく知っている問題。この「フィディアス」は、沼田、関口さん、私のペーパー上位3人が正解。これで関口さんが単独トップに立ち、沼田、私、小林君の3人が17点で2位タイ。11問目「ズブエクメーネ」は私が待望の単独正解で、単独2位に浮上。このルールだと単独正解は効果が薄いが、気分的に違ってくるのでリラックスできる。
 12問目「キスリング」は沼田、関口さんと上位2名が正解。トップ関口さんは変わらず、沼田が2位浮上。13問目、ややカン問題の「5勝」は土橋さんが単独正解。14問目「モルゲンシュテルン」は沼田と金沢が正解。これにより1問目から正解のなかった滝沢さんが8点にまで落ち、一ケタ一番乗りとなってしまった。
 そしてこのコーナーの勝負を決定付ける15問目。前フリではさっぱり分からず、「ドイツ南西部に位置する国際的温泉保養都市」という限定で、「ドイツの温泉保養都市といったら、アレくらいしか思い付かないな〜」というわけで「バーデンバーデン」を解答。結局、ペーパー上位4人と金沢の計5人がこの「バーデンバーデン」を正解。不運にも一橋勢3人が−5の大量減点を受けることになり、ここまで接戦だっただけに、上位5人と下位3人の明暗がくっきりと分かれた。
 16問目は全員不正解。17問目は褒章を答えさせる問題で、さっぱり分からなかったので「紅綬褒章」と書くが、大部分の人は「緑綬褒章」。沼田の「舟太さん、さよなら〜」という声が頭の中でこだまし、大量減点を覚悟するが、正解は「黄綬褒章」で命拾い。ちなみにこれは金沢の単独正解。
 18問目、「石油会社」という限定があったのに私が「マスプロ」などとボケた解答をする一方で、「コスモ石油」は関口さんと金沢が正解。これによって滝沢さんが0点となって失格。また土橋さん、小林君が2点となって風前の灯。19問目、「ボーカルのカート・コバーン」という、第6回全日本で致命傷を受けることになった問題が逆振りで出題され、懐かしさを覚えつつ「ニルヴァーナ」を正解。沼田、宮澤君もまた正解し、一橋勢2人は共に不正解したことにより失格。これでこのボードクイズは決着した。

問題数&解答沼田関口舟太宮澤土橋小林金沢滝沢
スタート時      3030303030303030
1ゴットホープ    262626○ ○ ○ 26○ 
2プルニエ      2525252929292529
3称名寺       ○ ○ ○ 252525○ 25
4超絶技巧練習曲   23○ 232323○ 2323
5安仁屋宗八     212321○ ○ 232121
6華夷通商考     2022202222222020
7メチニコフ     1921192121211919
8バレンツ      18○ 182020201818
9リング       1720171919○ 1717
10フィディアス   ○ ○ ○ 1616171414
11ズブエクメーネ  1619○ 1515161313
12キスリング    ○ ○ 151313141111
13 5勝      15181412○ 131010
14モルゲンシュテルン○ 1612101111○  8
15バーデンバーデン ○ ○ ○ ○  6 6○  3
16大島信雄     141511 9 5 5 9 2
17黄綬褒章     131410 8 4 4○  1
18コスモ石油    11○  8 6 2 2○ 失格
19ニルヴァーナ   ○ 11○ ○ 失格失格 6


<一口メモ>


3R[4]:中学生日記(11人→5人)

挑戦者
黒巣弘路
木下良太
井上幸治
鈴木亮 
高山慎介
松石徹 
上野裕之
宮崎裕茂
矢野淳一
矢野了平
松本裕輔
 一橋オープンに習ってコーナー別を見ると、正統派早押し2つ、ボード1つと来て、最後はやっぱりイロモノ企画である。このコーナーは比較的普通の人数が集まった。
 第1セットは「東証株価が高い順」で、電気系メーカーが選択肢に揃った。その選択肢によって「2(x^2−y)」「2x−y」「x−2y」「1」「1−y」という関数が順に与えられたが、本人はどの関数か分からない状態で早押しクイズに挑むことになる。(ちなみに「^」は、乗数を表す記号で、「2^3」では「2の3乗」という意味になる)1問目はタイムアップ直後に正解を言いながらも上野さんが誤答。気を取り直したいところだが、本人は関数が「1−y」であることは知らないので、正解しても得点は増えず、押せば押すほど減点の危険性が高まることも当然知らない。4問目で上野さんが早くも2○。それに続くかのように亮が6、7問目「ピチカート・ファイヴ」「サンタ・ルチア」を連取して2○。その後、黒巣が2○としながらも1×を付け、上野さんが3○まで伸ばし、最後の15問目はこーぢが正解して第1セットのクイズは終了。
 関数が発表され、上野さんが「ちょっと待てぇ」と声を上げる中、各プレイヤーに得点が入った。
鈴木亮  2(x^2−y) 2○   8
井上幸治 1−y      1○   1
矢野了平 1−y      1○   1
松本裕輔 1        1○1× 1
松石徹  1             1
宮崎裕茂 1             1
上野裕之 1−y      3○1× 0
黒巣弘路 1−y      2○1× 0
高山慎介 2(x^2−y) 1○1× 0
木下良太 2(x^2−y)      0
矢野淳一 2(x^2−y)      0
これにより、2○で「2(x^2−y)」だった亮が8点と大量得点を獲得してトップに立ち、反対に「1−y」の上野さんと黒巣は、正解数で抜け出しながらも共に1×を付けていたため0点で終わる。亮以外で点の入った人は1点だけであるため、まだまだ勝負は分からない。
 第2セットは「世界チャンピオンになったのが早い順」で、5人の日本人ボクサーが選択肢。早押しに移り、1問目「シャクンタラー」は黒巣、2問目「チャグチャグ馬コ」は上野さんと、先程不遇だった両者が正解。さらに6問目で黒巣が2○とし、9問目も解答権を得るがこれは誤答。11問目に上野さん、12問目に高山が共に2○に伸ばし、あとは関数頼みとする。13問目、「名たんていカゲマン」という懐かしの漫画を宮崎が正解して会場が大いに湧き、一方で14問目に黒巣が2×としてしまい、最後の問題をこーぢがまた解答権を取るも今度は誤答で、明暗が分かれる。
鈴木亮  2x−y     1○    2 合計10
宮崎裕茂 2(x^2−y) 1○    2 合計 3
矢野淳一 2(x^2−y) 1○    2 合計 2
松本裕輔 1        1○1×  1 合計 2
上野裕之 1        2○    1 合計 1
高山慎介 1        2○1×  1 合計 1
木下良太 1              1 合計 1
松石徹  2(x^2−y)       0 合計 1
矢野了平 x−2y           0 合計 1
井上幸治 2(x^2−y)   1× −2 合計−1
黒巣弘路 x−2y     2○2× −2 合計−2
 亮がさらに2点を追加して合計10点としてほぼ勝ち抜けを決める。「カゲマン」の1○のみながらも宮崎が3点で単独2位に立つ。一方で2○2×の黒巣は、選択肢によっては高得点だったが−2点とついてない。2○の上野さん、2○1×の高山は共に1点が入るのみ。この時点で、亮、宮崎に続く3位は2点で矢野2号、松本君。だがこのコーナーはイロモノ企画であるため、最後の最後まで逆転のチャンスは残っている。
 第3セットを前に「名物にうまいものなし」「ジョージ・マロリー」「自転車操業」「ダモクレスの剣」「巨人はロッテよりも弱い」と書かれたボードが並んだ。このボードから類推して、自分にあった関数を選択するのであった。各自選択肢を決めたところで、関数の発表。順に「(x^2)−(y^2)」「2^(x−y)」「4x−5y」「(−2)^x−2y」で、最後の「巨人は〜」は選ぶ人はいなかったが、「(x^3)−(y^3)−50」という関数で、4○して初めて得点がプラスになる可能性が出てくるものだった。ただ、3問連続誤答のあと4問連続正解しても「64−27−50」で、−13点では巨人の逆転優勝を表現しているようには見えないので、もうちょっと考えて欲しかったところである。まぁ、今までの戦いからして4○に到達できる可能性は皆無なだけに、選択を回避したことは賢明だったと言えるだろう。
名物:(x^2)−(y^2)  黒巣、矢野2号
ジョージ:2^(x−y)    松本
自転車:4x−5y       亮、宮崎
ダモクレス:(−2)^x−2y 木下、こーぢ、高山、松石、上野、矢野
 1問目はこーぢが正解。だがこーぢの選択した「ダモクレスの剣」は「(−2)^x−2y」であるため、○の数が偶数にならなければ得点はプラスにならないという、正にダモクレスの剣状態。こーぢと同じダモクレスを選択した高山が2問目を正解するが、3問目を誤答して厳しくなる。4問目は「名物〜」の黒巣が1○でわずかにチャンスとし、5問目は「ダモクレス」の上野さんが1○で、こーぢ、高山と同じ立場となる。7問目は高山が2×とし、これで2○にしても追加点は望めなくなった。8問目は黒巣が2○として浮上。10問目に高山が2○とするが、あと5問で2○は厳しい。その後はスルーと矢野の誤答を挟んで残り2問。14問目、ダモクレスであるためもう1○欲しいこーぢが解答権を取るが誤答。そして最後の1問、

15問目「そのあまりに単純かつ楽観的な構造から、多くの経済学者に「笑止千万なる曲線」と/」
上野「ラッファー曲線!」

この正解で上野さんは2○で見事ダモクレスの剣を自分のものとし、同時に会場から拍手と歓声が沸き上がった。この大詰めのところでこういう正解が出せるというのはベテランの味である。

鈴木亮  4x−5y             0 合計10
上野裕之 (−2)^x−2y   2○    4 合計 5
松本裕輔 2^(x−y)           1 合計 3
宮崎裕茂 4x−5y             0 合計 3
黒巣弘路 (x^2)−(y^2) 2○    4 合計 2
矢野淳一 (x^2)−(y^2)       0 合計 2
木下良太 (−2)^x−2y         1 合計 2
松石徹  (−2)^x−2y         1 合計 2
高山慎介 (−2)^x−2y   2○2×  0 合計 1
矢野了平 (−2)^x−2y     2× −3 合計−2
井上幸治 (−2)^x−2y   1○1× −4 合計−5
 結果、亮が2位以下を大きく離した10点でトップ抜け。2位は5点と、「ラッファー曲線」で大逆転に成功した上野さん。3位はいつの間にかという印象の松本君、4位は「カゲマン」の一撃が効いた宮崎が共に3点。そして最後の席は2点で4人が並んだが、6○という圧倒的な正解数で黒巣が着いた。
上野裕之 7○1×  5
黒巣弘路 6○3×  2
高山慎介 5○4×  1
鈴木亮  3○   10
松本裕輔 2○2×  3
井上幸治 2○2× −5
矢野了平 1○2× −2
宮崎裕茂 1○    3
矢野淳一 1○    2
木下良太       2
松石徹        2
 ちなみに、ジョージ・マロリーやダモクレスの剣で、0○0×でも1点入ってしまうのは失敗だったと、渋谷裕司は述懐していた。


<一口メモ>


敗者復活戦:ER緊急救命室(敗者全員→4人)

 凝った作りのパンフレットに、こんな仕掛けがあったとは。確かにざっと読んだときに、2ヶ所くらいで変な誤植があったことに気が付いたが、これが敗者復活のネタだったわけだ。そんなわけで会場中がパンフレットに首っ引きとなり、誤植の指摘が正確なものが優先だが、指摘の的中率が同じだった場合はパンフレットの提出順が早い方を優先するので、どれくらい時間を掛けるかもカギとなる。
 誤植箇所は5ヶ所あったが、全て指摘できた人は0。それに次ぐ4ヶ所指摘をしたプレイヤーが数多くおり、その中でも一番早かった一橋の小林紀俊君が敗者復活の一番手となった。続いて2位も一橋の宮守圭一君と、一橋勢が続いた。この辺りは弥生杯の敗者復活で慶応勢が1、2位になった点とやや似ている。そして3位は大村哲也さん、4位は相田聡一と、若干復活して欲しくない強者2人が復活した。
復活1位:小林紀俊
復活2位:宮守圭一
復活3位:大村哲也
復活4位:相田聡一


4R:視点・論点(24人→12人)

挑戦者
予選 1位:能勢一幸
予選 2位:沼田正樹
予選 3位:春日誠治
予選 4位:黒巣弘路
予選 8位:関口仁
予選 9位:栗田修
予選10位:深澤岳大
予選14位:大倉太郎
予選15位:鈴木亮
予選18位:串戸尚志
予選20位:鈴木舟太
予選23位:増田秀直
予選25位:上野裕之
予選27位:新井浩
予選28位:神野芳治
予選29位:宮澤大輔
予選39位:宮崎裕茂
予選54位:新井健一
予選58位:松本裕輔
予選64位:金澤雅哉
復活 1位:小林紀俊
復活 2位:宮守圭一
復活 3位:大村哲也
復活 4位:相田聡一
 いよいよリベンジ杯の目玉である対決形式のラウンドに入った。最初に、対戦相手を決めるための指名を別室で行うことになった。私は上から数えた方が早い順位だが、この位置はハッキリ言って、指名権が回ってくるか微妙で、指名される側となる可能性は高い。
 能勢さんが必勝態勢で敗者復活の宮守君を指名したのを始め、順々に組み合わせが決まっていく。そして8組目、指名権が大倉に回り、残った9人の中から私を指名。「負けたな、こりゃ」というのが指名されたときの率直な感想。シンプルな40問限定早押しで、ジャンルや難易度による弱点が少なく、誤答をすることも少ない大倉なら、少なく見積もっても4点は取るはず。そういうわけで、私は少なくとも4点取らなきゃならんのだが、その可能性は自分で言うのも何だが低い。
 そうこうしているうちに全12組の対戦が決定。そして先攻・後攻も決まり、観客にその組み合わせを発表する段となった。前7組のところでは拍手がまばらだったのに、なぜか8組目の大倉−舟太の組み合わせでどよめきが起きた。「そんなに注目のカードなのか?」と疑問に思いつつ、壇上に並んだ。
 先攻   後攻
○能勢 − 宮守
 小林 − 沼田○
○春日 − 宮崎
○黒巣 − 松本
 新健 − 関口○
 金沢 − 栗田○
 相田 − 深澤○
○大倉 − 舟太
 大村 − 亮 ○
 宮澤 − 串戸○
○増田 − 上野
 神野 − 新浩○

○の付いている側が指名した方
 私は後攻なので、係に誘導されて再び別室で待機。先攻が戦っている間、沼田、深澤、串戸らが中心となって、12組の勝敗予想をしていた。「これ、能勢さん勝たなかったらあとで(倫理上削除)」と始まり、皆が納得する大方の予想に終始し、私のところは十中八九大倉だが、「意外性」という要因でとりあえず持ち上げてもらった。大村−亮の予想しづらい予想のあと、「この組は串戸さんが2×ですぐに飛ぶから宮澤さんの楽勝だね、はい次」との沼田の一言に、串戸がツッコミを入れていた。
 ホンの数分後、意外と早く教室移動の指示を受けて、会場へ戻る。先攻のプレイヤーはまた別の部屋に移動しており、対戦相手と顔を合わせることはなかった。多分無理だろうが、4点を目標に戦うことにする。
 1問目はスルー。2問目「ベル研究所」で深澤が先制。3、4問目に栗田が連取。5問目、「ジョン・ル・カレ」をタイムアップ直後に答えるも関口さんが誤答。6、7問目、串戸が予想通り2×ですぐに飛んでいき、会場内は大爆笑。これを見た深澤が「チキショー、(串戸を)指名すりゃよかった!!」と本当に悔しがっていた。
 12問目を終了した時点で栗田が4点で後攻組のダントツトップ。他は1点以下だったが、直後の13問目で亮が「サンチアゴ・デ・コンポステラ」を正解して2点目を挙げる。上野さんの誤答を挟み、15問目「楢山節」で私がようやっと解答権を取ることができ1点を得る。どうにか勢いづきたかったが、早い展開で解答権を取ることもままならない。まぁ、2組40問の早押しを行うのだから、展開が早くなければとんでもない時間を食うことになるので、よく考えれば予想できた事態である。21問目、もう後半に入ってしまったので攻めに出ようとするが見当違いの誤答で自分の首を絞めただけ。直後の問題を沼田が取って3点とし、24、25問目の「ウズ・ルジアダス」「デューン/砂の惑星」を栗田が連取してとうとう7点に到達。26、27問目はここまで1×を背負っていた上野さんと関口さんがようやっと1点を獲得。そして28問目「中山大障害」で亮が4点目を叩き出し、大村さん相手でも十分勝てる範囲にまで得点を伸ばす。
 終盤に入って誤答先行の展開となり、関口さん、上野さん、深澤が相次いで2×となって解答権が無くなる。そんな中でも栗田は確実に点を重ねて、惜しくも2桁には届かなかったが9点を獲得。そして31問目までで1点と低迷していた新井さんがここに来て大ブレイクし、32問目で2点目、37問目で3点目、39問目で4点目と一気に得点を追加し、勢いに乗って最後の40問目も解答権を取るが、これは誤答。これで準々決勝のクイズは全て終了した。

 終了直後、「あ〜ぁ、1点しか取れんかった」と、負けがほぼ決定したことは分かっていた。問読みの金谷と目が合うや、「舟太1点かぁ〜」と一声かけられ、残念そうな顔をしていた。その表情から、大倉は先攻で大ブレイクしたという事は何となくわかった。
 先攻のプレイヤーが別室から会場に到着し、ホンの数分ぶりだが大倉と再び顔を合わせる。大倉は開口一番「あ、ビックリした、7点に見えました。」と一言。私は「1と7をどうやって見間違えるんだろうか?」と不思議に思ったが、その理由はすぐに分かった。24人が所定の位置に揃ったところで、黒板がオープンされ、先攻側の成績が一気に発表。そして、大倉が7点で勝利したことを教えられた。

 先攻     後攻
○能勢 1−0 宮守
 小林 0−3 沼田○
○春日 1−0 宮崎
○黒巣 8−1 松本
 新健 0−1 関口○
 金沢 0−9 栗田○
 相田 1−3 深澤○
○大倉 7−1 舟太
 大村 3−4 亮 ○
○宮澤 3−0 串戸
○増田 4−1 上野
 神野 2−4 新浩○

 先攻のあらすじ:序盤戦、能勢さんが1点取りながらも8問目で2×として早々と解答権が無くなる。中盤から大倉、神野、増田、黒巣の4人が先頭集団を形成。春日は思うように調子が出ず、1点取っただけで能勢さん同様に2×。その直後に宮澤君が間隙を縫って2○。中盤で大倉が6点、黒巣が5点、増田が4点と好調に点を伸ばし、それに続きたいところだった神野がまだ2点で2×。33問目に黒巣が6点で大倉に追い付いたが、大倉が7点を取って再び引き離す。だが36、37問目に黒巣が連取して大倉を逆転。終盤に大村さんが2点を加えて3○とし、先攻の40問は終了。

 全12戦の結果、指名された側で勝利したのは、1点も取らないうちに2×でぶっ飛んだ串戸が相手だった宮澤君。そうなると、ほとんどが予想通りの勝負だったというわけだろう。それにしても、よく12もの組み合わせがあって、同点になる対戦が無かったものだ。


<一口メモ>


5R:ふたりのビッグショー(12人→6人)

挑戦者
予選 1位:能勢一幸
予選 2位:沼田正樹
予選 3位:春日誠治
予選 4位:黒巣弘路
予選 8位:関口仁
予選 9位:栗田修
予選10位:深澤岳大
予選14位:大倉太郎
予選15位:鈴木亮
予選23位:増田秀直
予選27位:新井浩
予選29位:宮澤大輔
 このラウンドも対決方式だが、今度は予選成績順ではなく、1○1×での指名形式。
 まずは指名権を得るための1○1×。1問目はスルー。2問目を関口さんが正解し、指名したのは宮澤君。3問目「山本直樹」を栗田が正解して、亮を指名。4問目に沼田が能勢さんを指名、5問目に新井さんが春日を指名、6問目に深澤が増田を指名して、黒巣が自動的に大倉を指名することになった。
関口仁  − 宮澤大輔
栗田修  − 鈴木亮
沼田正樹 − 能勢一幸
春日誠治 − 新井浩
深澤岳大 − 増田秀直
黒巣弘路 − 大倉太郎
 1問目の解答権を取ったのは能勢さん。だがこの「テリー・サバラス」を誤答。おまけに対戦相手の沼田がボード正解していきなり4点の差を付けられる。2問目は黒巣が、自身で「ナイスカン」と叫ぶ「コモリン岬」を早押し正解。3問目はスルーとなり、新井さんがボードで単独正解。

4問目「イタリアの天文学者ニッコロ・カッシオトル/」

 能勢さんが1問目の失敗をものともせず速攻で解答権を取る。他の11人が苦しむ中、この「いるか座」を見事単独正解して、沼田との差を1点差に戻す。

5問目「中学3年の9月に「裏町かもめ」という/ペンネーム」

 今度は栗田が速攻で解答権を得て、同様のパターンで「山田花子」を単独正解。続く6問目「キヨソネ」も早押し正解し、亮にこの時点で5点差を付ける。
 7問目「パスカル・ペレス」は、新井さんをどうにか突き離したい春日が早押し正解。8問目は大倉が早押し正解をし、黒巣に1点差を付けての逆転をするが、直後の9問目を早押し誤答してしまい逆戻り。10問目は深澤が早押し正解をし増田を逆転したものの、大倉のパターンと同じく11問目を誤答し逆戻り。12問目はスルーの上、全員不正解。
 この時点で、栗田が亮に7点差、沼田が能勢さんに5点差を付け、やや形勢が傾いてきた。他4試合は3点差以内で収まっており、まだ勝負はわからない。
 13問目、栗田が「ゴルダ・メイア」を早押し正解し、この時点で亮に10点差を付けて勝利を確定させる。さらに14問目、逆転を狙った能勢さんが痛恨の早押し誤答で、沼田と9点差が付いて勝負あり。
 15問目、「族長の秋」が読まれた直後に新井さんが反応し「ガルシア・マルケス」を早押し正解。ここまで常に春日にリードされていた新井さんがついに同点に追い付き、勝負を面白くする。だが16問目、亮の早押し正解の間に、春日に再び1点差を付けられ、新井さんはまたも追う展開に。
 17問目は増田が早押し正解して、追いすがる深澤に4点差を付け、18問目は亮の早押し正解の間に黒巣がいつの間にか大倉に4点差を付けて、この2つの勝負も大局が決まりつつあった。
 19問目はスルーとなって、「蔵原惟人」を栗田と新井さんがボード正解。新井さんはこれで再び春日に追い付いたが、これの解答権を得て正解していれば....という気にならないでもない。
 最後の20問目、まだ決着していないのは、関口さん3対2宮澤君と、春日10対10新井さんの2試合。皆が慎重になったか、「スリランカの初代大統領」という絶好のポイントが読み切られても誰も反応しなかったが、沼田が解答権を取り、未決着の2試合はボードで勝敗を決することに。ボードが上がり、この「ジャヤワルデネ」は関口さん、宮澤君、春日が正解、新井さんは誤答として、全ての試合が決着した。

問題数&解答関口宮澤栗田亮 沼田能勢春日新井深澤増田黒巣大倉
1テリー・サバラス  ○1×-3○1○1
2コモリン岬     ○1○2○2○1○2☆3○1
3胡耀邦       ○1
4いるか座      ☆0
5山田花子      ☆3
6キヨッソーネ    ○1☆6○1○3○2○2
7パスカル・ペレス  ○4○1☆5○3○3○4○2
8ホムンクルス    ○2○2○7○5○6○3☆5
9西堀栄三郎     ○6○7×2
10ラシュディ    ○8○4☆6
11藤原銀次郎    ×3
12ガウリサンカール 
13ゴルダ・メイア  ☆11○7
14日刊ゲンダイ   ×-2○8○5○4
15ガルシア・マルケス○12☆8○5
16山本益博     ○3○13☆4○-1○9
17ヘベリウス    ○14○5○8○0☆7
18ゴン太くん    ☆8○10○9○6
19蔵原惟人     ○15○10
20ジャヤワルデネ  ○4○3○16○9☆11○1○11○8○7


<一口メモ>


決勝:君が代斉唱 そして 考える人と地球儀回転(6人→1人)

挑戦者
予選 2位:沼田正樹
小朝:1位、4R:3対0小林紀俊、5R:11対 1能勢一幸
ここまで苦戦らしい苦戦がなく、楽々勝ち上がってきたという印象。
予選 3位:春日誠治
算数:5位、4R:1対0宮崎裕茂、5R:11対10新井浩
沼田とは対照的に、各ラウンド苦しみながらの決勝進出。
予選 4位:黒巣弘路
中学:5位、4R:8対1松本裕輔、5R: 7対 2大倉太郎
3Rで思わぬ苦戦をしながらも、一騎打ちではいずれも大差で勝利。
予選 8位:関口仁
小朝:2位、4R:1対0新井健一、5R: 4対 3宮澤大輔
黒巣とは対照的だが、一騎打ちでは対戦相手の指名が功を奏した。
予選 9位:栗田修
算数:3位、4R:9対0金澤雅哉、5R:16対 9鈴木亮
一騎打ちでは鬼のような強さを発揮し、勢いからして第一の優勝候補。
予選23位:増田秀直
算数:1位、4R:4対1上野裕之、5R: 8対 3深澤岳大
準決勝で深澤に弥生杯決勝でのリベンジを果たし、2度目の決勝進出。
 いずれ劣らぬ強豪が揃った決勝。勢いで栗田が最も優勝に近いが、他5人の力も均衡しており、誰が勝ってもおかしくないだろう。

1問目「本名アーノルド・レイモンド/クリーム」
増田「ジャージー・ジョー・ウォルコット」

 先制点は本名押しで増田。2問目、「法政大学総長を務め」という振りで黒巣に注目したが、黒巣は「知らん」と一言、スルーとなる。3問目は得意の競馬問題で春日が「サンエイソロン」を正解、4問目は関口さん、5問目は栗田が正解して横一線に並ぶ。
 栗田の誤答、スルーを挟んで、8問目「ミセレーレ」を増田が正解して一歩抜け出す。9問目はスルーとなり、10、11問目で黒巣、沼田が順に正解して、全員に点が入った。
 2問のスルーを挟み、

14問目「レンガ職人であったため、1920年初頭に行われたヘンリーレガッタではアマチュア規定に引っかかり参加を拒否されたものの/」
栗田「ジョン・ケリー」

この正解で栗田が2○で増田に並ぶ。スルーと誤答をしばらく挟み、19問目「コラ半島」で関口さんも2○として、3人が並ぶ。

20問目「初めは「冥府」という題名であり、1857年に刊行された初版は反道徳・反宗教的であるとして起訴され「レスボス」など6編が削除され、第2版は「憂鬱と理想」「パリ風景」/」
増田「悪の華」

21問目「トーマス・マンの「トニオ・クレーガー」はこの作品を下敷きにしていることでも知られる、独身の老人ラインハルト・ヴェルナーが自らの青春を回想する様子を描いた、ドイツの作家テオドール・シュトルムの/」
栗田「みずうみ」

22問目「晩年は渡辺崋山の推薦で三河国田原藩の役人となったものの、蛮社の獄に関連して解雇された江戸後期の農学者で、各地を遍歴、見聞した知識をもとに、「農具便利論」「広益国/(産考」)」
関口「大蔵永常」

三者三様の正解で全員が3○とし、トップ集団を形成し始める。

23問目「ハンガリー語ではテメシバルという、ルーマニアの工業や教育の中心地となっている都市で/」
関口「ティミショアラ」

25問目「1975年にはパルサーの発見者としてジョスリン・ベルの名を紹介し、アンソニー・ヒューイッシュのノーベル賞受賞は誤りだったと主張したイギリスの天文学者で、「暗黒星雲」「アンドロメダのA」などの数々の著書の他、ビッグバン宇宙論に対して「定常宇宙論」を唱えたこと/」
栗田「ホイル」

トップ集団から最初に関口さんが抜け出したが、すぐに栗田も追い付き、第2回藤井杯を思い起こさせる接戦で両者4○。このまま3人を行かせてなるものかと、追う立場の沼田が27問目に2○とし、

30問目「1970年にオランダの都市デルフトで初めて実用/」
沼田「ボンエルフ」

これで沼田が3○で増田に並ぶ。また、春日も2○として反撃ののろしを上げるが、

32問目「1908年に行われたロンドン五輪で、アメリカ・イギリスの選手達がお互いを負かすために審判団まで巻き込んで争ったことを憂い、大会中の7月19日に選手達を迎え/」
栗田「タルボット神父」

これで栗田は5○で遂に単独トップに立ち、またあと2○で優勝というところにまで来た。だがそれにめげず

33問目「恋人だったといわれる夏目漱石の手向けの句「有る程の/」
春日「大塚楠緒子(くすおこ)」

34問目「作曲者のボロディンが急死し未完に終わったものの/」
黒巣「イーゴリ公」

という目の覚める正解で追いかける。この時点で栗田5○、関口さん4○、増田、沼田、春日の3人が3○で並び、黒巣2○。

35問目「外交担当のシリング、内政担当のヴィルケと並び、政党関連の業務を担当し、当時の西ドイツ首相ブラントの三人の個人秘書の一人として活躍したものの、1974年に東側のスパイであったことが/」
増田「ギヨーム」

これで増田が4○として関口さんに並び、栗田とも一点差として、再三の三つ巴状態。

36問目「黒人彫刻や木版画の技法から学んだ単純で力強い線やフォルム、激しい色彩を特徴とした、ドイツ表現主義の最初の運動を進めた芸術団体で、1905年、ドレスデンの高等工芸学校の生徒であったキルヒナー/」
栗田「ブリュッケ」

関口さん、増田を突き放し、栗田が6○でリーチをかける。何とか追い付きたいところだが、スルーと誤答が続き....

40問目「1932年より兄と共に紙芝居を手掛け、「少年タイガー」などの人気作を生んだ紙芝居・絵物語作家で、1947年、アフリカを舞台にした冒険/」

解答権を取ったのは栗田。「ええっと、だから〜」と悩んだ末、

栗田「山川惣治」

と正解。これで7○に到達し、リベンジ杯の優勝者となった。


<一口メモ>


栗田修  7○1× 優勝
増田秀直 4○   準優勝
関口仁  4○1× 準優勝
沼田正樹 3○   4位
春日誠治 3○   4位
黒巣弘路 2○2× 6位
 意外にもクイズワールドカップ以来、1年3ヶ月ぶりのオープン大会優勝を手にした栗田。優勝者インタビューでは「今度は社会へのリベンジを果たしたいです」と言って笑いを取っていた。
 準優勝は関口さんと増田。関口さんは第2回藤井杯と同じく栗田に敗れたものの、その時よりも強くなったところを見せた。増田は2度目の決勝進出で準優勝を獲得したということで、今度は優勝を狙って欲しい。
 4位は沼田と春日、6位は黒巣。ちょっとした差ではあるが、その実力は皆が認めるだろう。


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