常光寺 野口米次郎辞世碑
(2020/03/18)
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野口米次郎は明治から大正、昭和にかけて活躍した詩人・評論家です。
日本文化を海外に紹介し、ヨネ・ノグチの名で親しまれました。
アメリカの女性作家レオニー・ギルモアとの間に
彫刻家のイサム・ノグチをもうけています。
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野口米次郎辞世碑の掲示板
兄が常光寺の住職をしていた縁で墓所があります
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辞世碑に刻まれている詞
鐘が鳴る
かねがなる
これを即ち
警鐘と言うのです
これが鳴ると皆
ねます さあみんな
眠りましょう
警鐘が鳴ると目が覚めそうですが、眠るのですね。
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碑の上部には「Yone Noguchii」
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台座の横に刻まれている文字
昭和五十九年十一月二十五日
施主 野口正雄
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碑の背面
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上部の背面には野口米次郎の略歴が刻まれています
概ねの内容は下記です
明治8年(1875年)12月、愛知県津島町に生まれる
19歳でアメリカに渡り、米英に13年間遊学
帰国後は英詩人、評論家として活動する傍ら
慶応大学の教授を務める
英米仏インドなど各地で日本文藝の講演を行う
昭和22年(1947年)7月13日、茨城県豊岡村に永眠
同月18日、この地(常光寺)に安葬
行年73歳(満年齢では71歳)
[戒名]
昭和30年(1955年)3月9日
野口満つ
行年67歳
常光寺(じょうこうじ)
山号:八王山
院号:摂取院
寺号:常光寺
宗派:浄土宗
創建年:1572年
本尊:阿弥陀三尊立像
開山:明蓮社光誉(西隠)
中興年:享保年間(1716年-1736年)
中興:遵冏
・藤沢七福神の福禄寿
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