クイズマジックアカデミー コラム３ 「マジアカ２」における１問正解時の加点数 正解時の得点の算出法 　公式１：　y = 70 + 18 * t / 1000 　　tは正解時の時間で、「：」を除いた値を代入します。 　　計算式が適用されるのは t = (0 - 1665) の場合とし、 t=1666以上の時は「y=100」とします。 　　算出されたyに対し、予習・予選（１セット６問）では「1/6」、決勝（１セット１２問）では「1/12」を行います。 例）残り時間14:46の段階で正解した場合 t=1446 y = 70 + 18 * 1446 /1000 y = 70 + 26028 /1000 y = 70 + 26.028 y = 96.028 予習・予選時 96.028 / 6 = 16.004666.... 決勝時 96.028 / 12 = 8.002333.... ゲーム中、小数点第３位以下の表示は切り捨て処理されるので、見かけ上の得点はそれぞれ「16.00」「8.00」となります。 　　以上のことから、１問当たりの得点は次の通りです。 予習・予選時：「16.66666....」〜「11.66666....」 決勝時：「8.33333....」〜「5.83333....」 覚えておくと便利？　な加点表（６問１セット時）

残り 時間	加点
16.66 まで	16.66 （満点）
15:00	16.16
14:46	16.00
11:13	15.00
10:00	14.66
07:79	14.00
05:00	13.16
04:46	13.00
01:13	12.00
00:00	11.66

解答時間に03:33秒差がつけば01.00点差、解答時間に01:00秒差がつけば00.30点差が付くと理解していれば良いでしょう。 もっと突っ込んだ内部計算について ゲーム中の時間は、次の計算式により表示されています。 　公式２：　y = t' / 30　（t' = 0 - 600） 例）t'=500の時、表示時間は「16:66」（小数点第３位以下は表示を省略） 　　t'=500に当たる表示時間16:66の時に満点の16.66点が加算され、t'=0に当たる表示時間00:00の時に11.66点が加算されることから、得点の加点パターンは５０１通り(t' = 0 - 500)あると考えられます。 内部計算の処理内容 タイムカウント６００からスタートし、０になるまでが制限時間。 タイムカウント６００から５００の間でプレイヤーが正解した場合、満点の５００点を与える。 タイムカウントが５００を切ると、正解時のタイムカウントを得点として与える。 時間表示を行う際は、タイムカウントを３０で割った値を表示する。小数点第３位以下は表示を省略する。時々、小数点第２位の数字を１増減する。 得点表示を行う際は、そのセットにおいて累積されている得点を１００で割った値に「正解数×（７０／６）」点を加える。小数点第３位以下は表示を省略する。 以上のフローで時間＆加点計算は処理されていると推測します。 あとがき 　　正解時の得点の入り方について統計を取っている時、１００分の１秒単位の部分が「３」「６」「９」になるケースが非常に多かったのと、「20.00」〜「00.00」で２００１通りあるはずの表示時間が、特定のタイムでばかりストップしていたのが気になったんですよね。「得点と残り時間に関しての公式があるのでは？」と思い立ち、仮の公式を作成したらハマったんで、文書にまとめてみました。 　　ついでに、上記の公式から「クイズマジックアカデミー２　得点表」を作成しました。 　　誤り等があるようでしたら、ご指摘いただけるとありがたいです。 謝辞 　　このコラムにつきまして、ＸＯＧさんに追認の依頼を行い、太鼓判を押していただけ、内容に自信を持つことが出来ました。ありがとうございました。