高徳院　与謝野晶子の歌碑

「かまくらや御ほとけなれど釈迦牟尼は美男におわす夏木立かな」

鎌倉検定3級出題頻度： 5回
＊「高徳院　本尊・銅造阿弥陀如来坐像(鎌倉大仏)」との重複が2問あります。

●過去の出題傾向: (2回)「鎌倉大仏で知られる高徳院の境内奥にあるもの」→「与謝野晶子の歌碑」; (2回)「鎌倉で唯一国宝に指定されている銅造阿弥陀如来坐像や、与謝野晶子の歌碑がある寺院」→「高徳院」; (1回)「境内奥にある観月堂の傍らに与謝野晶子の歌碑がある寺院」→「高徳院」

●学習メモ(覚えておきたいこと・私的メモなど)
高徳院の境内奥にある碑についてや、与謝野晶子の歌碑がある寺院のどちらが問われても正解したい項目です。

高徳院の境内の奥には、与謝野晶子が鎌倉大仏について詠んだ歌碑があります。
「かまくらや御ほとけなれど釈迦牟尼は美男におわす夏木立かな」
この歌は与謝野晶子の歌集「恋衣」に収められています。

発表された当時、仏像を美男と表現するのは不謹慎ではと物議を醸しましたが、
与謝野晶子の詠んだ歌は多くの人に支持され、歌碑として残るまでになりました。

お釈迦様の像ではなく阿弥陀如来の像である、というツッコミをよく入れられる歌でもあります。
与謝野晶子自身もこの指摘を受け、次のような改作も詠んでいます。
「かまくらやほとけなれども御姿の美男におわす夏木立かな」
事実描写としてはこちらが正しいのですが、歌碑に記されたのは釈迦牟尼と詠んだ方でした。

歌碑は鎌倉大仏造立700年を記念して、1952年(昭和27年)に株式会社味の素が建てました。

作家・川端康成の小説『山の音』では、登場人物達がこの歌碑について論じている場面があります。

鎌倉検定の公式テキストブック内では、歌碑の記述は下記の通りです。
「かまくらやみほとけなれど釈迦牟尼は美男におわす夏木立かな」
細かい違いですが、「御ほとけ」を「みほとけ」と、平仮名で記述しています。

関連ページ：高徳院　本尊・銅造阿弥陀如来坐像(鎌倉大仏)

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高徳院 与謝野晶子の歌碑

「かまくらや 御ほとけなれど 釈迦牟尼は 美男におわす 夏木立かな」

高徳院　与謝野晶子の歌碑

「かまくらや御ほとけなれど釈迦牟尼は美男におわす夏木立かな」