2006年06月02日

草笛みつ でーっす(はぁと) - 連載再開『Rozen Maiden』Phase37

 桃種(PEACH-PIT)先生の急病により、『コミックバーズ』での連載が2ヶ月休載していた『ローゼンメイデン』が、今月7月号で無事に連載再開。いやー、3ヶ月も間が空いたんで、このまま連載が終わってしまうのではないかという恐れもあっただけに、無事再開してくれて嬉しい。でもバーズの次号予告に、ローゼンメイデンのロの字も書いて無いんだけれど。隔月かなぁ。
 今月は「オディールの行方」「水銀燈とめぐの契約」「雪華綺晶が水銀燈に持ちかけた取引の内容」「みっちゃんの本名」と、これまで謎&未解決だった出来事が、一遍に明らかにされたのう。


●オディール&雛苺・雪華綺晶
 行方不明になっていたオディールが久々に登場。ほぼ予想通りの状態で。
 オディール、唐突にnのフィールドの第82633世界で、雛苺と再会。いつまでもこの世界で一緒にずーっと暮らしましょうね~と、安易なハッピーエンド。もちろん、そんなお手軽ハッピーエンドには裏があるもので。現実のオディールは偽の夢を見せられたまま、眠り姫と化していた。
 オディールが雛苺との契約の指輪だと思っていたものは、予想通り雪華綺晶のもの。雛苺のボディを奪った雪華綺晶は、用済みになったマスターであるオディールを眠らせたと。オディール、雛苺をダシに雪華綺晶の操り人形にされた挙げ句、用が済んだらポイか。哀れすぎる。
 眠り姫と化したオディールだが、雛苺がジャンクにされた現実と、夢の中で雛苺と幸せに暮らしている状態とでは、本人にとって、果たしてどっちが幸せなのか。私的には「戦わなきゃ、現実と」ってところだが、この人、自力で雪華綺晶の夢の呪縛から脱出できなさそうだよなぁ。現実に目覚めたら目覚めたで、雛苺が消えたことを知るや、ショックでまた寝込みそうだし。
 オディールが担ぎ込まれた病院って、めぐが入院しているのと同じ病院か。有栖川病院、薔薇乙女の巣窟と化してるのう。


●水銀燈&めぐ
 雪華綺晶が持ちかけてきた取引に、頭を悩ませる水銀燈。水銀燈の脳裏に、雪華綺晶との取引話が浮かぶ。その内容は、「ローザミスティカを全て渡す代わりに、水銀燈のマスター、めぐを渡すこと」。この取引内容にはビックリ。まさか雪華綺晶の狙いがめぐだったとは。
 取引内容はさておき、水銀燈はめぐに対し、ずーっと先延ばしにしていた契約を行うことに。遂に水銀燈が契約してくれるということで、満面の笑顔を見せて喜ぶめぐ。ま~、死ぬことに憧れ、水銀燈に自分の命を全部吸い取ってもらって絶命することを願い続けていたイカレ女が、その願いが叶う方向へ大きく前進するんだもんな。そんなめぐの喜び様に対し、水銀燈は「コイツ、ウゼェ」な表情。指輪についても、めぐは「水銀燈から嵌めさせて」とおねだりし、水銀燈を困らせる。水銀燈をこれだけ困惑させられる人間は、世界中でめぐだけだろうな。
 長いこと未契約の状態が続いていたが、とうとう水銀燈もめぐと契約してゴールイン。これでようやく、ローゼンメイデンの全ドールがミーディアム持ちになったわけだ。シーツをウェディングベールに見立てての契約シーン、結婚式にしか見えんわな。新婚カップルに幸あれ。

 この段階で水銀燈がめぐと契約したということは、雪華綺晶との取引には応じないというわけか。それとも水銀燈は雪華綺晶の取引に応じるつもりで、めぐと契約してマスターにしたのだろか。
 それと雪華綺晶の本当の狙いは、めぐを自分のミーディアムにするためではなく、不成立になるのが目に見えている取引を持ちかけ、水銀燈とめぐを契約させることが目的だったのでは? という線も浮かぶのう。


●桜田家の人々&人形
 こちらも大方の予想通り、いなくなった雛苺の穴を埋めようと、金糸雀が大いに張り切った模様。しかしその張り切りは案の定、空回り。逆に翠星石から「無理に埋めようとすれば、空白はより浮き立つばかりですのに」と心配される始末。
 雛苺がいなくなった今、翠星石が気になるところ。現状の翠星石の態度を見ると、雛苺が消えたことに気付いているようなフシがある。まぁそんなに引きずらなくても、雛苺が消えた時、それを直接見ていなかった水銀燈が気付いたくらいだから、翠星石も気付いていたとも考えられるんだけれど。


●金糸雀&みっちゃん
 金糸雀が桜田家から帰還すると、みっちゃんがクラッカーを鳴らしてお出迎え。さらに豪華なご馳走がズラリ。そんな幸せ一杯のお出迎えに、涙を流す金糸雀。涙の理由は、他のドールやマスターが苦悩・苦労しているのに対し、自分があまりにも幸せな環境にいること。
 皆が不幸に沈んでいる中、自分だけが幸せになっている状況。これはこれで、辛いものがあるな。

 翌日。みっちゃん、桜田家を電撃訪問。みっちゃん、初対面の人達に「どーもー初めましてぇー、カナのマスターの草笛みつでーっす(はぁと)」と、軽いノリで挨拶。みっちゃんの本名がようやく判明。やっぱりこの人も植物関係の名前持ちなのね。
 みっちゃんが桜田家を訪問した段階で、今回の話は終了。この終わり方、梅岡が桜田家を訪問した時を想起させられるなぁ。梅岡の時は、JUMがヒッキーになる原因を思い出して寝込んでしまったけれど、今度は救われる内容になって欲しいのう。


 みっちゃんって、意外と底の見えない存在だよなぁ。バリバリ働くキャリアウーマンだけれど、金糸雀のことを溺愛している人。今のところ、私がみっちゃんに抱いているイメージはそんなだけれど、これまで「人となり」についての描写が皆無だったからのう。この大事な段階で桜田家を訪問するくらいだから、アニメみたいな「常時ポジティブシンキングの脳天気な人」ってタイプでは無さそうな予感。大人の女として、JUMくんを導いてあげて欲しいのう。
 でもアニメ同様、常時脳天気な人で、桜田家の空気を全く読まずにローゼンメイデンのオノロケ話を延々し続ける展開もあるかな。そもそも、金糸雀の説明が悪いのか、みっちゃんはアリスゲームを「何か遊びの一種」としか捉えて無さそうだし。んでJUMがマジ切れして「帰れ!」とか言われたところで急にしんみりして、親身な話を始める、ってな流れも。


アリスゲームの状況&ローゼンメイデンの状態

ドールミーディアムローザミスティカ
 
真紅桜田ジュン自分の分+雛苺
翠星石桜田ジュン自分の分のみ
金糸雀草笛みつ自分の分のみ
 
水銀燈柿崎めぐ自分の分+蒼星石
雪華綺晶オディール
・フォッセー
自分の分のみ
 
蒼星石(結菱一葉)(リタイア)
雛苺(柏葉巴)(リタイア)

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TVアニメーション ローゼンメイデン ヴィジュアルブック Rozen Maiden ERINNERUNG
エンタテインメント書籍編集部
ソフトバンククリエイティブ (2006/05/27)