2008年03月02日

(SS)ハルユキ「雪だるま」

勝手に今日輝いていたハルヒのレス:

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551 ハルユキ SS 雪だるま sage 2008/03/01(土) 01:27:28 ID:PDrMNbYB
 「もう今年は雪降らないのかしらね」
 ハルヒが頬杖をついて窓の外を眺めながら自分の対してか他人に対してかわからないよう呟きを漏らした。
 体をひねってハルヒのほうを向く。
 「さすがにもうないと思うぞ」
 まだ身に突き刺さるような寒風が吹きすさぶがそうそう降るものじゃないだろう。
 「そうね」
 異常はないがらしいからしくないかで言うと間違いなくらしくないハルヒ。
 「何かあったのか?」
 「別に」
 どうしたのだろうか、古泉は何も言っていないということは何かあったとも思えないが。
 ハルヒの視線を追ってみる。日陰に解け損ねた雪があった。
 泥で汚れ、みっともなく縋りついているような往生際の悪い雪。
 雪、有希、駄洒落ってわけでもないし韻を踏むつもりもないがなんとなく連想した。
 思ったとたんにその雪が消えてしまいそうなのに頑張っている強くて弱いものに見えた。
 ハルヒも同じものをみているのだろうか。
 「降るといいな」
 「うん」

 その日、天気予報士は夕方から深夜にかけて人々の怨嗟の声を聞くことになる。

 翌日、昼休みにハルヒと一緒に教室をでる。
 窓から見えた日陰に向かう。
 人の通らない日陰は寒く、凍えるようだったがその分雪が残っていた。
 打ち合わせをしたわけではないが二人して雪玉を作る。
 同時に始めて同時に終わったのに俺のほうが小さいのは情けないやら悔しいやらだったが仕方ないだろう。
 ハルヒの雪玉を下に、俺の雪玉を上に。
 「よし、戻ろうぜ」
 「そうね、寒いし、おなか減ったし」
 その場所を後にする。

 教室から見える日陰に雪だるまが一つ鎮座していた。


 それから北高にはひとつ怪談が出来ることとなる。
 『溶けない雪だるま』
 春になっても夏になってもいつまでも溶けずにいる雪だるまが存在する。
 真相は単純。
 白いシミが光の反射で雪だるまのように見えるというだけのなんでもない話。
 不思議なのは雪だるまに見えるのは特定のクラスの特定の席から見たときだけということだろうか。
 その席は後に『雪だるま席』なんて名前で呼ばれることになる。
 だが今この時その席に座っている少女はそんな未来を知る由もない。
 だからその少女はただ雪だるまを見ていた。
 ずっと溶けないといいな、なんてことを考えながら。
 大切な仲間のことを考えながら。


552 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2008/03/01(土) 01:34:26 ID:ZRZX0gA5
 >>551
 いいねGJだよ


554 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2008/03/01(土) 01:49:55 ID:4cVU79kR
 >>551
 団員思いのハルヒかわいいよハルヒ。
 そしてGJ!


556 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2008/03/01(土) 02:09:14 ID:1gkq05bF
 >>551
 イイハナシダナー


560 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2008/03/01(土) 02:37:43 ID:whFU9tKE
 >>551GJ
 心が暖かくなったぜ!


 お休みハルハル

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(舟)
 使命を終えた後も、溶けずに仲間と一緒にいれたらいいですな。

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「輝いていたハルヒのレス」リスト一覧:
総合改変ガイドライン
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引用元:【涼宮ハルヒの憂鬱】涼宮ハルヒを語れ その82

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