2008年01月28日

(SS)ハルみく「アル春ノ日ノ午後」

勝手に今日輝いていたハルヒのレス:

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154 SS アル春ノ日ノ午後 sage 2008/01/27(日) 21:14:45 ID:jYHJlZTi
  コンコンとドアをノックする音。あたしは返事をせずに、無言でドアを開けました。
 「ああ、朝比奈さん――」言いかけるキョンくんに対して、あたしは人さし指を立てて唇にあてて制しました。
  一瞬、わけがわからないような表情をしたキョンくんも、あたしの肩越しに見える部室内の光景を見て、納得したみたいです。そこには、長机に突っ伏して寝息を立てる涼宮さんの姿があったのですから。
 「古泉は?」
 「今日は用事があって来れないみたいです。……ううん、〈機関〉は関係無いみたい。プライベートって言ってましたけど」
 「長門は?」
 「コンピュータ研に行ってます」
 「そうですか」
  席についたキョンくんにあたしはお茶を出しました。
 「無防備に寝てますね。こう無防備だと、イタズラしてやりたくなってきませんか」
 「そうね、やってみたいかも」
  あたしがそう言うと、キョンくんはちょっと意外そうな顔をしました。
 「いつも涼宮さんにはやられっぱなしだもの。ちょっとくらい、やり返したいって思うことくらいあるんだから」
  その時、眠ってる涼宮さんが小さく呻きました。
 「ん……キョン……」
  するとまた涼宮さんはすうすうと深い寝息を立て始めました。
  その時、あたしはちょっとしたイタズラをひらめいてしまったのです。あたしはこほんと一回咳払いし、つとめて低い声を出そうとしました。そして寝ている涼宮さんの耳元で囁いたのです。
 「ハルヒ……」
  ちらと横目で見ると、キョンくんが「何をしてるんですか」とでも言いたげな顔で硬直していました。
 「キョン……」
  涼宮さんが寝言で返事をしました。あたしは続けました。
 「ハルヒ、好きだぜ……」
  キョンくんが驚愕した表情で石像のように固まってしまいました。さあキョンくん、涼宮さんの返事を聞くがいいわ。
 「ん、あたしも……好き」
  その時のあたしはきっと悪女のような笑みを浮かべていたと思います。だって、固まったまま顔だけみるみる赤くなっていくキョンくんが、面白くて仕方なかったんだもの。
 「愛してるぜ、ハルヒ……」
 「うれしい……あたしも、愛してる……」
  あたしは笑いをこらえるのに必死でした。と、そこで涼宮さんはさらに言葉を続けたのです。
 「だから……抱いて……」
  あたしはキョトンとしてしまいました。
 「抱いてよ……いつものように、激しく……」
  いつものように? いつものように激しく……!? そ、そんな、まさか既に涼宮さんとキョンくんがそこまで進んでいたなんて!?
 (断じて誤解です! 俺はハルヒと一回もそんな行為に及んだことはありません!)キョンくんは唇の動きだけで弁明しました。その時――。
 「はっくしょん!」
  涼宮さんの大きなくしゃみにあたしたちは飛び上がり、そして涼宮さんがむくっと起き上がったのです。
 「お、おはようございます、涼宮さん……」
  涼宮さんはまだ寝起きでボーっとしているようでした。これは……あたし……どうしたらいいんでしょう?
 「あ、あたし、ちょっとおトイレに行ってきます」
  あたしは逃げるように部室を出ました。そしてドアをバタンと閉めたところで、その場にへたりこんでしまいました。部室の中からキョンくんと涼宮さんの会話が聞こえてきたので、あたしは聞き耳を立てていました。
 「あんた、あたしの顔にイタズラ書きとかしてない?」
 「してねえよ。いっそしてやりたかったと後悔してるがな」
 「あそ。ところでキョン、あたし寝てる間になんか寝言言ったりしてなかった?」
  あたしはドキッとしました。
 「い……いや。別に何も」
 「ウソ」
 「へ?」
 「どうしてそうやって誤魔化すのかしら。絶対に聞いてたくせに」
 「お、お前まさか起きてたのか? 起きてて言ってたのか?」
  ひ、ひえ~……。
 「だとしたらどうかしら。あんたの返事を聞かせて欲しいところね」
 「おいやめろ何する気だ……ちょ、どこ触って……あっ!」
  だめです涼宮さん! どこを触ってるのかわかりませんが学校でいかがわしいことはだめです!
 「やめろっておい、そろそろ朝比奈さんが戻ってくるし……」
 「みくるちゃんなら戻ってこないわよ……戻ってこられるわけがないわ」
  あたしは、あたしからは見えないのに、ドア越しに鋭い視線で射抜かれる思いがしました。
  その時、いつの間にかあたしを頭上から見下ろす人物が居たことに気が付きました。
 「じゃま」
 「だめです長門さん……今この部室は入れないの……」
  長門さんは不思議そうに首を傾げました。


157 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2008/01/27(日) 21:27:49 ID:IveTOJrW
 >>154
 うまく利用されたなみくる


158 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2008/01/27(日) 21:31:55 ID:TXCTEwJv
 >>154
 みくるGJ!!


163 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2008/01/27(日) 22:00:43 ID:5mRT72cO
 >>154
 みくる涙目、反逆ならずw GJ!!

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(舟)
 いつもの仕返しとばかりに弄ぶつもりが、逆に遊ばれてしまう。それがみくるクオリティ。

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引用元:【涼宮ハルヒの憂鬱】涼宮ハルヒを語れ その78

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