2007年11月05日

(SS)九曜キョン「古都旅行物語」

勝手に今日輝いていたハルヒのレス:

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251 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/02(金) 21:49:17 ID:rtyXzQwb
 キョン「旅行にでも行きたいな。京都とかな」
 せっかくの夏休みである。特に用事があるわけでもなし…いや、あの無意味な探索は数にははいらん
 しかし、旅行に行きたいなんてハルヒが聞いたら、きっと…

 ハルヒ「旅行?何いってんのよ!不思議探索はどうするのよ!雑用の分際で神聖な活動を放っておいて旅行に行きたいなんて100億光年早いわ!」
 古泉「それでしたら、みんなで行きませんか?僕の親戚に旅館を経営している方がいらっしゃいまして…」
 ハルヒ「いいわねそれ!よし明日から旅行に出発!」

 それか、もしくは

 ハルヒ「旅行?何いってんのよ!不思議探索はどうするのよ!雑用の分際で神聖な活動を放っておいて旅行に行きたいなんて100億光年早いわ!」
 鶴屋「それだったらあたしにまかせなさーい!!鶴屋家が経営する豪華ホテルにみんなを招待するにょろ!」
 ハルヒ「いいわねそれ!よし明日から旅行に出発!」

 てなことなりかねん…たまには静かに旅がしたいのだが。別にみんなといくのが嫌だというわけではないが、まぁ察してくれ。
 しかし一人旅は寂しいな…誰かを誘うにしてもハルヒにばれない様にしないといけないな
 長門か朝比奈さんはだめだな、ハルヒにばれる。古泉?論外だ!
 谷口と国木田は?なんか抵抗があるな…たしか谷口は金がないって言ってたから無理だろうな
 佐々木はどうだ?いいんじゃないか?そうだな、佐々木を誘ってみようか
 俺はベットの横の充電スタンドに立て掛けられた携帯電話に手を伸ばした
 キョン「うおっ」
 携帯に触れようとした瞬間携帯が鳴り、驚いて声をあげてしまった。まったく、俺を驚かせようとしたのか?お茶目なヤツだな
 などとふざけたことを考えながら携帯を開くと、知らない番号がでていた。少し警戒したが、俺は通話ボタンを押した
 キョン「もしもし?」
 ?「―――」
 キョン「長門か?」
 ?「―――お茶目は―――奇麗?―――」
 この声、聞き覚えがある。たしか佐々木と一緒にいたやつだ。あの昆布みたいな―――
 九曜「―――昆布じゃない―――」
 キョン「読むな!…たしか九曜だったか?」
 九曜「―――旅に出る?―――私も―――出る―――」
 キョン「え?まさかお前…」
 九曜「―――八橋……楽しみ」
 ブツッ・・・切れた。しょうがない、誘ってやるか。あいつとはあまり話したことがないが、確かに静かに旅はできそうだ。
 やれやれ。……俺も八橋は楽しみだよ。

 続かない


252 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/02(金) 21:54:06 ID:3bT0wXhr
      __________
     -:::::::::::::::::::::::`::ー 、
   ,‐'´:::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::\
  (:::::::::::::::::ィ:::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ        
 イ:::ヘ:::::::::::::::::::::::::::i::::::::i:::i::::i::::l::il     
 i:::::: ヘ:::::::::::ヽ::::rデミ:::|::_|:::_|:::::ノ::ヽ    
 ::::::::::::ヽ:::::::::::: `ー′ /でン i:::ノ:::::::i 
 ::::::::::::::ヘ::::::::::::、 、  .ゝ   l::i:::::::::::i 
 ::::::::::::::::ヘ:::::::::::i   ヾニァ'/):::::::::::::::i    <―――俺、八橋が楽しみ――って顔してない?
 ::::::::::::::::ノヘ:::::::i (\_/ く::::::::::::::::::i 
 :::::::/´   i:::::i  \    )::::::::::::::::l
 ::::::|     l:::i  /   /:::::::::::::::::::ヽ    


253 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/02(金) 22:05:43 ID:P5Fi9wBE
 >>252
 うざすぎwwwwwwww


254 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/02(金) 22:09:44 ID:n4CSSoV9
 >>252
 これはうぜえww


255 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/02(金) 22:13:32 ID:jwyYX1Da
 >>252
 うぜぇwwwww


256 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/02(金) 22:21:08 ID:O7y7wltR
 まあうざいのは置いておくとして、二人の珍道中は続きが読みたいんだっぜ


257 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/02(金) 22:27:59 ID:scUsOLIo
 京都か・・・

 外国人の観光客に、巨大日本人形かと勘違いされる九曜


258 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/02(金) 22:30:38 ID:isAvacE2
 外国人にお持ち帰り~!されそうになる九曜。


259 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/02(金) 22:31:56 ID:MGjCU1RC
 そしてブチギレ九曜による滅菌作戦が開始される


260 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/02(金) 22:35:37 ID:jwyYX1Da
 九曜「……くけけ──けけ───け」


261 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/02(金) 22:39:34 ID:N/8kOHJ0
 外国人のカメラ小僧に囲まれて大人気のくーちゃんと申したか


262 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/02(金) 22:52:54 ID:O7y7wltR
 「――鹿が……食べてるわ――」
 「そりゃ食うだろ。鹿せんべいなんだから」
 「――おいし、そう――」
 「(まあ楽しそうだな)っておい! しゃがむなしゃがむな。糞がつくだろ」
 「――どこ……に――?」
 「だからその無駄に長い髪に……ああ、じゃあたくし上げておくからいいよ。ヒモで止めて……う」
 「――?――」
 「……はっ!?(いやいやいや、いくらポニーっても、こいつだぞ? ……でも、うーん)」
 「――もぐ、もぐ――」
 「食べるなって」


263 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/02(金) 23:28:39 ID:rtyXzQwb
 朝駅前
 ハルヒ「おはよう古泉君、今日は珍しく遅かったわね」
 古泉「すみません、ちょっと今日は朝から忙しかったんで」
 ハルヒ「まぁいいわ、あとはキョンだけだから今日も罰ゲームはキョンに決定ね。全くキョンはいつもいつm「彼は今日はきませんよ?」
 ハルヒ「は?どういうことよ古泉君」
 古泉「彼から今日はお休みすると伝えといてくれ、とこの間連絡をもらってます。だから今日は僕のおごりですね」
 ハルヒ「なんで?まさかサボり?」
 古泉「たしか、旅行に行く。とか言ってましたね」
 朝比奈「旅行…ですか?」長門「…」ハルヒ「はぁ!?ふざけんじゃないわよ!電話してやる!」

 キョン「ああ、まずい。九曜、閃光弾をつかってくれ」
 九曜「───イャンクックは───すごく大きいです───」
 どっかで聞いたようなセリフだな…なんか尻が痛くなってきたぞ。
 俺たちが目的地へ向かう途中の電車の中で、ゲームをしていると、ポケットの中の携帯が震えた
 キョン「すまん、電話がかかってきた。ちょっと止めといてくれ」
 俺はゲームを一旦置いて、携帯を開いた。そこには涼宮ハルヒの文字───はぁ───俺は力なく通話ボタンを押した
 キョン「もしもs「ちょっとキョン!あんた何考えてるの!?」
 携帯にスピーカーでも付いてるんじゃないのかというぐらいの大音量に思わず携帯を耳から遠ざけた。
 キョン「お前な、耳が壊れるかと思ったぞ」ハルヒ「そんなことはどうでもいいのよ!」
 どうでもよくない、本当に耳が壊れたら慰謝料請求してやる。絶対してやる。
 ハルヒ「あんたねぇ!旅行ってどういうことよ!雑用の分際で神聖な活動を放っておいて旅行に行きたいなんて100億光年早いわ!」
 どっかで聞いたセリフだな…あ、俺だ。
 キョン「たまにはゆっくり旅がしたかったんだよ。たまにはいいだろ」
 ハルヒ「よくない!なんでSOS団を置いて行くのよ!っていうか何で古泉君には連絡しといてあたしには何の連絡もしないのよ、団長なのよ!?」
 キョン「ああ、それについては悪かったと思ってる。お前にいったらきっとダメって言われると思ってな」
 ハルヒ「当然よ!!」
 きっぱりと言いやがった…ああ神様、俺に自由は来ないんですか?……と思った瞬間に、俺の自由を奪っているやつも神様であることを思い出した。
 キョン「わかってるなら察してくれ。別にみんなと行くのが嫌だったわけじゃないさ。そこら辺は古泉に聞いてくれ」
 男は、突然一人旅に出たくなることもあるのさ。まぁ今は嘘だが。
 ハルヒ「まったく…で?どこに行くのよ?」
 キョン「ああ、それは…」
 と、言いかけてやめた。危ない危ない
 キョン「それは…言えん」ハルヒ「は?なんでよ?」
 キョン「お前にいったら付いてきそうだからな」
 ハルヒ「…チッ…」
 こいつ今舌打ちしたか?いやした、絶対した。
 キョン「今回のことは両親しか知らない。妹も知らないから聞いても無駄だ。まぁここらへんの事情も古泉に聞いてくれ」
 妹に教えたら簡単にハルヒに伝わりそうだからな、今回は細心の注意を払って家を出てきたのさ。
 ハルヒ「わかったわよ…で、あんた本当に一人なの?」
 っ…こいつ鋭いな。
 キョン「…ああ、一人だ」
 俺は九曜のほうを見た。九曜は俺の視線に首をかしげている。黒いフリルのゴスロリっぽい服に白ニーソは正直たまりませんよ九曜さん。
 ハルヒ「…わかった。じゃ、帰ってきたら罰ゲームだからね」
 キョン「わかったよ、お土産買ってくるからな。じゃあな」
 俺は携帯の電源を切った。ハルヒにウソをついたことに少し罪悪感を感じつつ、溜息をついた。
 やれやれ。

 ハルヒ「キョンのやつ、一人旅だって。かっこつけちゃって」
 朝比奈「一人旅なんて、キョン君渋いですねぇ…」長門「…」
 ハルヒ「ところで古泉君、男の子って急に誰も知らないところに一人旅に出たくなるものなの?」
 古泉「それは…男の性ってヤツですよ…涼宮さん」
 ハルヒ「?」

 まさかの続き、これから先は何も考えてない


264 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/03(土) 00:42:08 ID:x8VFmNyn
 ---あなたの……作品は---とてもGJ---


265 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/03(土) 01:04:00 ID:QDx9gfe/
 ぐっじょぶ!


266 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/03(土) 01:12:27 ID:MaUbmT2Z
 >>263
 いいね、いいね
 いつか続き書いてね。気長に待っているよ


267 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/03(土) 02:03:00 ID:1Q0Nf0B8
 ついに俺たちは京都についた。目の前には、かの有名な大階段がある。
 キョン「おお、これが有名な大階段か…」
 つい思っていたことが口に出てしまった。かなり気分が高揚しているみたいだな。
 大階段を見上げていると、大変なことに気づいてしまった。
 キョン「お、おい!九曜ストップ!」九曜「───?───」
 やばい。九曜のスカートが広がって、中が…中が!?
 キョン「みえ…ないだと?」
 九曜「───計算済み──ぬかりは───ない」
 左様ですか…さすが、というべきか…残念というべきか。
 階段を登り切った俺は、大きく息を吐いた。あの坂で鍛えられてると思ったんだがな。九曜は相変わらず、涼しい顔で道行く人を眺めている。
 キョン「どうした?気になるものでもあったか?」
 九曜「───あれは──とても───奇麗ね───」
 そういって九曜が指さしたほうをみると、二人組の舞妓が歩いているのが見えた。
 キョン「あれは、”舞妓”さんだ」九曜「──舞──妓───?」
 まぁ詳しくは俺もよく知らないので説明はできないが、京都名物の一つだな。って九曜さん?
 九曜「──────データベースにアクセス───舞妓───おk把握───」
 ははは、なんだかなぁ。

 旅行雑誌についていた地図を広げる。なるほど、京都の地理は昔の名残がのこっているのが一目でわかる。
 キョン「九曜、この地図把握できるか?」
 九曜「───覚えた───」
 すごい、さすがだ。九曜がいればカーナビ要らずだ、九曜と一緒に来て正解だったな。
 しかしこの旅は、俺達二人の旅行なのだ、九曜にも楽しんでもらいたい。そうすれば九曜もきっと長門のように少しは感情が豊かになるかもしれない。
 ほかのみんなとも仲良くしてほしいしな。俺は、長門が倒れた時のことを思い出していた。もうあんなことにはならない様にしたい、きっと九曜も変われるはずだ。
 キョン「さて、一応まわるところの目星は付いてるが、どこか行きたいところとかあったら言ってくれよ?」
 九曜「───気になる──旅の友───?」
 さて、向かうとするか。その前に、自販機でジュースでも買うか。九曜は何が飲みたい?
 九曜「───あなたが──気になる───」
 好きに選んでくれってことか、お茶でいいか?
 九曜「───任せる───喜び───」
 それは、肯定と受け取っておくぞ。そういって俺は、伊衛門のボタンを押した。
 これは先が長そうだなと、ややあきれながらも、楽しんでいる俺がいるのがわかる。
 やれやれ。

 それにしてもこの俺、ノリノリである


268 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/03(土) 09:34:51 ID:x8VFmNyn
 GJ
 やっぱキョンはすごいな


269 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/03(土) 09:56:05 ID:QDx9gfe/
 シュールwww
 おkとか言うくーちゃんがwwwww


270 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/03(土) 12:59:05 ID:1Q0Nf0B8
 in清水寺
 産寧坂のお土産市を見て回りながら歩いていると、目的地の一つである、日本人なら誰でも知っている清水寺へとたどり着いた。
 キョン「九曜しってるか?清水寺」
 九曜「───私は──飛べる───」
 多分、清水寺の舞台から~ってやつのことをいっているんだろうな。ってか飛べんのかよ…
 九曜「──一緒に───どう───?」
 遠慮しておく。むしろ断固拒否だ、当たり前だが死んでしまう。
 九曜「───そう───」
 いや、そんな残念そうな顔をされても…といってもまったく普段と変わらないのだが。俺は九曜の表情も読めるようだ。
 キョン「あっちへ行ってみないか?」
 俺は九曜をつれて音羽の滝の方へやってきた。
 キョン「この滝の水を飲むと、ご利益があるらしいぞ。ただし三つのうちのどれか一つを選ぶんだ。三つともご利益が違うらしい」
 滝に向かって左が学問成就の水、真ん中が恋愛成就の水、右が延命長寿の水。だったかな?そんなことが本に載っていたと思う。
 九曜「―――――――――」
 九曜は迷わず真ん中を選んだ。おい、それわかっているのか?
 九曜「―――他のは――必要――ない」
 たしかにそうだな…さて俺はどうするかな。とりあえず学問成就でも飲んでおくか、これで少しは赤点スレスレ低空飛行が解消できればいいのだが。
 ところでこの水、もってかえったら駄目かな?谷口に飲ませてやりたいんだが…駄目だよな。じゃあしょうがない、がんばれ谷口、適当に応援してやる。
 まぁ無理だろうけどな、やれやれだ。

 in三十三間堂
 次に俺達がやってきたのは、三十三間堂だ。蓮華王院本堂っていうのが正式名称なのか。
 建物がやたらと長いな。
 建物に入ると、そのつくりがしっかりしているのが分かる。
 九曜「――カメラは―――あきまへん―――」
 九曜は壁に貼ってあった撮影禁止について書かれている看板を見てつぶやいた。しかしなぜ京都弁?とても愛くるしい。マジで。
 奥へ進むと、有名な”仏像の森”が待ち構えていた。そういえば、人間はかならずここにあるどれかの顔に似ているというのを聞いたことがあるが、宇宙人はどうなのだろうか。
 あ、あれ谷口に似てるなぁ…
 九曜「―――あれ―――」
 どうした?九曜。
 九曜「―――あれに――似ている―――」
 そこにあった仏像は―――なるほど、似ている…………藤原に。
 まさか未来人もあるのかここには…
 九曜「―――とても――綺麗――」
 そう言いながら、仏像の群れを眺めている。のを眺めている俺。
 キョン「しってるか、三十三っていう数は長さじゃなくて柱と柱の間の数のことなんだって」
 九曜「―――」無反応だが、聞いているようだ。
 九曜「―――あれは――何?」
 供養が指さしたほうには、やたらとマッチョな仏像があった。
 キョン「あれは、風神・雷神象だ。国宝だぞ」
 九曜はまだ食い入るように二つの像を見つめていた。何がそんなに気になるのか。
 やれやれ。

 後半へつづかない?


271 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/03(土) 13:03:42 ID:K5majs9v
 >>267
 GJ
 しかし、一人でないことがバレたらキョンしぬな


272 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/03(土) 13:43:49 ID:1Q0Nf0B8
 俺の京都の知識なんて修学旅行で一回いったきりだから完全にうろ覚え
 Wikiと観光サイトをフル活用ですよ


273 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/03(土) 14:06:33 ID:1Q0Nf0B8
 in伏見稲荷大社
 伏見稲荷大社へやってきた。狛犬の代わりに狐が置いてある。
 あちらこちらに巫女さんがあるいているのがみえた。あれを九曜が着たら似合うだろうか…
 九曜「―――気になる――?」
 はいもちろnってかまた読まれてるし。ごめんなさい、もうしません。
 さっそく、俺たちは千本鳥居の奥へと進んでいった。すごい、行けども行けども鳥居ばかりだ。
 九曜「―――不思議―――」
 ああ、不思議だな。なにせゴスロリちっくな宇宙人が鳥居のトンネルを通っているんだからな。
 俺のすぐ横に付いてくる九曜は、とても幻想的な雰囲気で、なんとなく綺麗だった。
 キョン「―――とても――綺麗ね―――」ボソッ
 九曜「――?――」
 なんでもない、ただの妄言だ。
 ついに長かった鳥居のトンネルを抜けると、奥社奉拝所があった。俺たちはそこで手を合わせると、おもかる石のほうへ行った。
 キョン「灯篭の前で願い事の成就を念じて石灯篭の空輪を持ち上げ、そのときに感じる重さが、自分が予想していたよりも軽ければ願い事が叶い、重ければ叶い難いとする試し石です。」
 俺は、本に書かれていたことをそのまま読み上げた。
 キョン「やってみようかなっとこれは結構重そうだな」
 願い事は…そうだな、九曜や長門が仲良くなりますように。
 よっと…ん…これは、微妙だな。一応OKって事にしておくか…
 キョン「九曜もやってみるか?」
 九曜がそれに手をかけ、いとも簡単に持ち上げた…片手で鷲づかみ。
 キョン「どうだ、予想してたのより重いか?」
 九曜「 ―――予想――通り―――」
 さいですか…さすが宇宙人。夢もへったくれもないな。
 しかし、九曜は何をお願いしたんだ?佐々木のこととか?
 九曜「――――――」
 九曜は不思議そうな表情で俺を見つめていた。何も考えてなかったのだろうか。
 やれやれ。

 in東映太秦映画村
 ついにやってきた映画村、何を隠そう俺はこの映画村が一番楽しみだったのだ。
 時代劇はあまり詳しくないが、たまにテレビでやっているとついつい見てしまう。なるほど、こんな感じなのか。
 キョン「ここで、時代劇の撮影とかやってるんだぞ?九曜は時代劇好きか?」
 九曜「―――働きたく――ない――でござる――」
 なんか違う気がするが、まぁよしとしよう。
 九曜「――フタエノ――キワミ――?」
 適当に見学していると、武士や着物などの時代劇に出てくる様な服装の人と何度かすれ違った。たぶんここの関係者か。そういえばここでは衣裳の貸出もしているんだったな。
 九曜「――イッペン――死ンデミル――?」
 おわっ!そこには、黒い生地に花の刺繍が施された着物を着こんだ九曜が立っていた。あのー九曜さん?たしか衣裳の貸出は、予約制だった気がするんですか?
 九曜「―――予約―――計算済み―――」
 予約したんですか…そんなに楽しみだったのか。しかし、着物九曜もイイ、かわいい、愛でたい。
 キョン「似合ってるぞ、九曜」
 九曜は何の返事もしなかったが、少し喜んでいる気がした。俺の宇宙人電波受信機がそう告げている。
 それから俺たちは、のんびりと見学して回った。物珍しそうにセットを眺める九曜は、とても愛らしく―――俺、どんどん九曜にはまってってないか?
 それなりに楽しめた気がする。ただ、結局九曜の口から時代劇に関するセリフが発せられることは無かった。
 ははは、やれやれ。

 間違いとかあったらどんどんつっこんでください。


274 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/03(土) 15:48:19 ID:AdMFgt5/
 >九曜「―――働きたく――ない――でござる――」

 るろうNEET自重wwwwww


287 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/03(土) 19:07:23 ID:1Q0Nf0B8
 一通り目的の場所を回った俺たちは、予約していた旅館にたどり着いた。
 部屋は二人部屋だったのだが…九曜、良かったか?
 九曜「――別に―――構わない――」
 そうか、ならいいんだ。とりあえず荷物置いたら、少し休んで風呂でも行くか。
 俺達は、温泉へむかった。この旅館、温泉が売りだというから、楽しみだな。
 キョン「それじゃ」
 俺たちは男湯と女湯にそれぞれ別れた。来ていたものを脱いで風呂場に入ると、そこは露天風呂だった。
 女湯とは、竹柵一枚で分かれている。さすがだな、本に書いてあったとおり立派なもんだ。
 隣の女湯から、誰かが風呂場に入ってくる音がした。多分、九曜だな。
 まずい、妄想が始まった…やばいやばい…………うあ!やばい!
 これ以上はまずいと感じた俺は、早々に体を洗って出た。その時、女湯の方から絹を引き裂くような悲鳴が!!
 なんだ!?湯けむり殺人か!?機関の陰謀か!?
 キョン「九曜、大丈夫か!?」
 そこには、湯船いっぱいに広がる謎の黒いものが…なんだ貞子か、驚かすなよ…じゃねぇ!!九曜だ!
 女客「キャーーーー痴漢!!!!!!1」
 やべ!脱出だ!!…ちょっと見てしまったような…これが噂のラッキースケベってやつか…
 俺はさっきの光景を反芻しつつ、なんとなく旅館一階にあるお土産屋に立ち寄ってみた。
 そうだな、SOS団のみんなにも土産を買わないといけないな。あ、あと谷口と国木田にも。
 ハルヒには八橋となんか適当にめずらしいもの。長門は、なんか京都名物でもかって言ってやろう。朝比奈さんにはお茶だな。
 この、仏像ストラップとかおもしろいな。九曜にかっていってやるかな。すいませんこれ下さい。
 「はい、二つで630円になります」
 意外と安いな…って!
 キョン「何やってるんですか喜緑さん…」
 そこにはなぜか、以前SOS団に初依頼に来た喜緑さんがいた…喜緑さん、たしかファミレスでバイトしてませんでしたっけ。ていうかつけてきたんですか?
 喜緑「かけもちしてるんですよ。これもバイトです」
 キョン「そうですか…あの、何しに来たんですか?」
 喜緑「正直に言うと、見張りですよ。鍵であるあなたと適正勢力である天蓋領域のインターフェースが二人っきりで旅行しているんですから」
 キョン「あの、みんなには…」
 喜緑「安心してください、今回のことは長門さんも知りません。それに、特に彼女に動きがなければ、特に干渉することもないですから」
 そうですか…わかりました、お仕事がんばってください。はい630円。
 喜緑「まいどありがとうございます」
 まさか、喜緑が動いていたとは…これは九曜は気付いているんだろうか?気づいていないなら、隠していた方がいいな。
 部屋へもどると、すでに九曜が戻っていた。テーブルの上には、すでに食事も用意されている。
 キョン「すまん、ちょっと土産屋のほうをのぞいていたんだ。待っててくれたのか?」
 九曜「――思い出は――一緒に――」
 そうか、そう言ってくれるとうれしいよ、それじゃ食事にしようか。そうだ九曜、これ――
 九曜「―――何―――」
 ストラップだよ、安かったけどな。ほら、おそろいだ。
 九曜「――思い出は――一緒に――?」
 そういうこと、さ。さて、おいしい食事を楽しんだ俺たちは、すこし早いが寝ることにした。
 ちなみに、濡れた髪、白い肌。湯上り九曜に内心かなり興奮していたことは、この旅行の思い出とともに墓まで持っていこうと思う。
 俺ってばやれやれ。

 なんか長編になってしまった


288 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/03(土) 19:18:43 ID:K5majs9v
 キョン。古泉と佐々木にも土産買ってやれ


289 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/03(土) 19:19:33 ID:QDx9gfe/
 想像だにしてなかったくーキョンだったが…

 グッドジョブ!
 今後も期待する。


290 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/03(土) 19:54:25 ID:1Q0Nf0B8
 >>288
 古泉のことは完全に失念していた…ごめんよ
 あと適正→敵性かな?なんてこったい


291 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/03(土) 20:00:20 ID:+ADAXVSj
 >>290
 ネタだと思ってたwww
 なんにせよGJ


294 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/03(土) 23:34:26 ID:8YfVDMBd
 >>287
 GJ!
 これはいいな
 オチありにしろこのままのムードで終わるにしろいいのが出来そう

 それから、途中の「まさか喜緑が動いていたとは…」は「さん」抜けてない?


295 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/03(土) 23:57:53 ID:1Q0Nf0B8
 >>294
 それについては書き込んだすぐ後に気づいた。
 もうしわけなうはなんだかのわかmlくあsdfじshf


296 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/04(日) 00:03:46 ID:ll2pDjhJ
 >>295
 まぁ落ち着けw
 今後気をつけていけばいいさ
 というか結構速いなw書くの


309 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/04(日) 13:20:54 ID:Jq2pN6KG
 次の日、俺たちは京都を離れて、奈良へ向かった。今日、この奈良をまわって帰るつもりだ。
 奈良でもいろいろあった。いろいろありすぎるので、断片的に紹介させてもらう。

 九曜「―――あれは――何――?」
 キョン「あれは鹿だ、九曜。ここでは鹿が放し飼いにされているんだ」
 九曜が、首をかしげてこちらを見ていた。宇宙人は鹿を知らないのだろうか?それとも九曜だけか?
 キョン「餌やってみるか?買ってくるよ」
 九曜は黙っていたが、これは肯定とみなしてよいだろう。嫌なら嫌とはっきり言うだろうからな。
 俺は近くの売店で売っていた鹿の餌を買ってきて、九曜に渡した。
 キョン「ほら、鹿にあげてみろよ。喜ぶぞ?」
 その餌の匂いにつられたのか、あちらこちらから鹿が集まってくる。どんどんくる。もっとくる。やばいほどくる。
 これが、猫玉ならぬ鹿玉ってやつか…などと気楽に眺めている間に 九曜の姿が見えなくなっていた。そろそろ助けないとやばいな。
 キョン「おい、九曜!大丈夫か!?」九曜「―――大丈夫――」
 ってうおい!いつのまに抜け出したのか、九曜は俺のすぐ横に立っていた。
 しかし、鹿に大量に囲まれるなんて、まるでどこぞのアニメみたいだな…

 俺たちは今、二人で大仏を見上げている。俺は、その大きさに驚いていた。
 すごいな、さすが大仏。なにがさすがなのかはわからんがな。もしもこれが立ちあがったら…俺はあの灰色空間で超能力者たちとバトルをしていた青い巨人を思い出した。
 そういえば、あれ以来ハルヒから連絡が来ないな。もっとガンガン電話してくるとおもっていたんだが…
 九曜「――大きいは―――綺麗―――?」
 そうだ九曜、あれくぐってみないか?柱くぐり。
 九曜「―――?―――」
 俺は九曜を連れて柱くぐりのところへ来た。たしか大仏の鼻の穴と同じ、なんだってな。俺はちょっと無理かもしれないけど九曜ならいけるんじゃないのか?
 九曜「――突撃―――ラッパ――」
 ??、まぁわからんがとにかくやってみろよ?これくぐれたら縁起がいいらしいぞ。
 そして九曜が柱の向こう側からくぐり始めた。俺は反対側からのぞいてみた。穴いっぱいに広がる黒…いや、これは九曜の頭だ…
 そして、九曜が穴から這い出てきた…が、これはちょっとしたホラーだな、周りの観光客もビビっている。よし、これはシャッターチャンスだ。…どうした?
 九曜「――抜け――ない―――」
 なんだかなぁ…俺は九曜の腕を掴んで反対から引き抜いた。そのとき、勢いあまって九曜に押し倒されてしまった!!
 あ…やわらかい。じゃなくて!このままだとやばい、周りの観光客もクスクス笑っている!俺は九曜を持ち上げて立ち上がった。九曜の体はメチャメチャ軽かった。
 まったく抜けなくなるなんて、なんて萌えr…いや、愛くるs…これもまずいな、なんていうか、庇護欲をそそる?
 九曜「――ありがとう――」
 どういたしまして。俺は、九曜の口から素直にお礼の言葉が出たことに、驚きつつ喜んでいた。
 もしかしたら、今回の旅行で九曜も成長してくれているのかもしれない。ならば、今回の旅は大成功だ。俺も楽しかったしな。
 なんだか今日はツイてるな…後が怖いぜ。
 やれやれ。

 奈良編です。長くて申し訳ない、あとは帰るだけですよ


311 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/04(日) 14:05:40 ID:LGObySho
 >>309
 GJ
 奈良では九曜が鹿丸呑みすると思った俺がいる。


312 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/04(日) 14:12:21 ID:Tcu0aSre
 人間ブラックホール周防九曜


316 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/04(日) 18:45:36 ID:Jq2pN6KG
 今俺たちは、帰りの電車の中にいる。窓の外には、見知らぬ町が夕日に照らされている。
 俺は、電車に揺られながらこの二日間の旅行について考えていた。いろいろあったな。
 映画村では、九曜の着物姿が見れた。奈良では九曜が鹿に囲まれたり穴にはまったり。はは、なんか九曜ばっかりみてるな、俺。
 実際そうなのかも、いやそうだ。今回、俺がこんなに楽しめたのは、きっとこいつのおかげなんだ。
 九曜「―――Zzz―――」
 九曜は、よほど疲れたのか俺に寄りかかってぐっすりと眠っている。宇宙人でも眠るんだな。
 いつもだったら、今頃俺の理性はこの日本人形のような愛らしさに爆発寸前だっただろう。でも今はなぜか、こいつの寝顔を見ているととても穏やかな気持ちになる。
 俺はもっていた上着を、九曜の膝にかけてやった。
 キョン「ありがとうな、九曜。こんなに楽しい旅行ができたのは、お前のおかげだよ」
 寝ている九曜に静かに語りかけてみる。九曜は、何の反応もせずただ眠りこけていた。
 キョン「また、一緒に旅行しような」
 はは、こんなこと誰かに聞かれたらきっと、らしくないとか言われるんだろうな。自分でもそう思うよ。
 「お疲れ様です」
 ふいに誰かに声をかけられた。え?っと振り返ると、そこには見知ったがあった。
 キョン「森さん?どうしてここに?」
 その人は、古泉と同じ機関に属している女性――森園生だった。
 森「だいたい予想はつくと思いますが、今回の旅行、実は私が監視していました」
 キョン「そうだったんですか…」
 別に驚くことでもなかった。旅館で喜緑さんにも会ったし、おそらく機関もどこかで監視しているんだろうという気がしていた。今回自分のしていることを思えば当然だ。
 森「別に、ずっとつけていたわけではありません。ただ各所で定期的にあなた方の行動を逐一報告していただけです。異状なし、ってね」
 そういいつつ森さんは優しく微笑んでいた。きっと、陰でいろいろ気遣ってくれていたのかもしれない。
 キョン「よかったんですか?顔を出しても」
 森「そうですね、特に問題ないでしょう。それに…」
 森さんは、俺の肩を枕代わりにしている九曜の顔を覗き込んだ。
 森「かわいい寝顔も見たかったし」
 キョン「…そうですね」
 森さんは、数秒九曜の寝顔を眺めたあと「それではまた」といって帰って行った。そしてまた、穏やかな空気が戻ってきて、唐突に眠気が襲ってくる。

         ――――数奇なこの世界で言葉と称されたNoise雑じりの音が途切れる――――

 俺の脳裏に、どこかで聞いたことのある歌が流れた。あれは何という歌だったか。

         ――――不器用な思考回路残されしは後悔?静かに始まったわ・・・崩壊――――

 今回の旅行で、九曜は変わっただろうか?俺のもくろみは成功したのだろうか?

         ――――瑠璃色に輝く惑星(ほし)に下り立つ人形たち ――――

 そして、俺自身は?俺が今回の旅、九曜と過ごした二日間の間感じていたこの気持は何なのだろうか?

         ――――塗り変えられるイデア理解はできない少しずつ動き出すぎこちない動作天蓋へ手を伸ばす――――

 そして、何故九曜は俺を旅行に誘ったのか、未だすべて答えのだせぬまま、俺はゆっくりと眠りについた。

 まぁいいか。

 やれやれ。

 挿入歌:『すコンブの汁を塗り過ぎて』 作:ZHs+Tfjr
 END…?


317 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/04(日) 18:52:38 ID:Jq2pN6KG
 『すコンブの汁を塗り過ぎて』をお借りしました
 ZHs+Tfjrさんこんな駄文につかってしまってすいません
 文才のない若造なのでこの程度ですが、よんでくれたらうれしいですw


318 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/04(日) 19:02:55 ID:18MToMif
 >>317
 激しくGJ


319 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/04(日) 19:18:55 ID:NjLGyzSM
 誰かすコンブをフルコーラスで唄ってようつべにうpしてくれwwwwwwww


322 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/04(日) 19:24:05 ID:jhdt/8S9
 >>317
 GJ!
 あんた最高だwww

 10分間レスがなかったら>>317は俺のうわよせ何をすr


323 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/04(日) 19:51:21 ID:Jq2pN6KG
 「で?どうだったのよ、旅行は?」
 おいハルヒ、なんかふてくされてないか?
 ハルヒ「別に」お前はどこのエ○カ様だよ…
 俺は今、部室でSOS団のみんなと団活中である。といっても、皆のご存じのとおり、特にすることもないので俺の土産話がメインになってしまうわけだが。
 古泉「そうですか…キョンくんは京都と奈良にいってたんですね。お一人で古都の旅とは…これはまたかっこいいじゃないですか」
 こいつは事情をしってるんだろうな…森さんから報告を受けているはずだ。きっとわかっててこんな…こんなニヤニヤしてるんだろう。
 キョン「ああ、結構よかったぞ。時期的にそれはもう紅葉が綺麗でな。そうだ、お土産買ってきたんだった」
 忘れるところだった。俺は足元に置いてある紙袋を漁った。え~っと…
 キョン「朝比奈さんには、お茶です。なんか京都の有名なお茶らしいですよ」
 朝比奈さん「わあぁ、ありがとうございます!」
 いえいえ、そのお美しい天使のような笑顔が見れただけでも十分お釣りが来ますよ…実を言うとそのお茶はそこそこ高かったのだが。
 ちなみに今回の資金は主にお年玉と、こっそりやっていたバイトで賄っていた。俺は物欲があまりないからな、罰ゲーム以外ではめったに金を使わん。罰ゲーム以外ではな!
 キョン「長門には、この巾着袋」
 この巾着袋は、京都の名のある店で買ったものだ。値段も手ごろだったし、見た目も悪くなかったのでちょうどいいと思ってな。
 長門「大切にする」
 そうか、そう言ってくれると、選んだかいがあったよ。あと古泉にはこの奈良で買った小型大仏様を…
 古泉「これはこれは、わざわざすいません」
 どうせこいつ、森さんから土産をもらってるんだろうがな…
 ハルヒ「それで?もちろんあたしにもくれるわよね!?」
 ああ、わかってるからそんなに催促するな。いやしいやつだな、ほらこれだ。
 ハルヒ「何これ?…かんざし?」
 悩んだよ、お前の喜びそうなものなんて見当もつかなかったからな。実を言うとこれは店員にすすめられたものなのだ。決して安くないものだ、あの店員商売上手だな。
 キョン「不満だったか?」
 ハルヒ「い、いや。あんたにしちゃ上出来じゃない…」
 はいはい、まったく素直じゃないな。
 長門「それはあなt「それで?これだけじゃないわよね?」
 は??
 ハルヒ「ちゃんと不思議探索してきたんでしょうね!?団活休んで行ったんだからそれくらい当然でしょ!?まさかあんたのぼけっと旅行してたわけ!?」
 キョン「ああ、そうだな…えーと」
 そうだな、不思議なこと、というよりは―――
 キョン「不思議だと思ってたことが、以外と普通だったってことかな」
 最初はさっぱりわからんやつだと思っていたがな、あいつは。
 ハルヒ「何それ?」
 なんでもないさ、やれやれ。


 「それで?どうだったの、旅行は」
 ここにいる三人の少女の中で、もっとも髪の短い少女が聞いた。
 「そうですよ、今回の旅行は彼と親密になって、最終的にこちらに取り入ろうという作戦なのですよ!結果がなければ、ただ八橋がおいしいだけで終わってしまうのです!」
 こんどは、髪を頭の両側で縛ってツインテールにしている少女が聞いた。やたらと興奮しているようだ。
 「そうだね、私は今回の計画はやや不本意だったけど、彼のために断腸の思いで承諾したんだ。これで何もなければ私は、私は…」
 髪の短い少女が、聞いてきた。微妙に震えているのがわかる。
 「んん……! もうっ!聞いてるんですか?九曜さん!ゲームから手を放してください!」
 ツインテールの少女が、私の肩を掴んで揺らす。私は、ゲームから彼女に視線を移し、報告した。
 「―――楽しかった―――」
 「「は?」」
 私はまたゲームに視線を戻し、続きを始めた。もうすぐでこの大きな猪を退治できるのだ、邪魔しないでほしい。
 「ちょっと!九曜さん!?」「どういうことなんだ?九曜さん!?ねぇ!」
 何やら騒いでいるが、私の耳には入ってこない。私はゲームを続けた。そのゲーム機には、かわいい仏像のストラップが、小さく揺れていた。

 「―――思い出は―――綺麗ね―――」

 後日談  完


324 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/04(日) 19:57:22 ID:Jq2pN6KG
 これで、キョン&九曜の古都旅行物語は、完全に終りです
 よんでくださった方、本当にありがとうございます
 今回は完全に思い付きだったのですが、まさかここまで長編になるとは思ってませんでした
 正直、キョンのセリフにらしさをだすことができなかったので、精進してきます


327 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/04(日) 20:36:24 ID:jhdt/8S9
 >>324
 とても良かった。
 あんたとは旨い昆布が食えそうだ。

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(舟)
 ゆったりとした時が流れつつ、色々とイベントが発生する、楽しい旅行記でしたな。

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「輝いていたハルヒのレス」リスト一覧:総合SSSS・長キョン改変ガイドライン

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引用元:【涼宮ハルヒの憂鬱】周防九曜――萌えスレ……3

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