2007年09月18日

(SS)ハルキョン「誰そ彼」

勝手に今日輝いていたハルヒのレス:

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812 :ハルキョン SS 誰そ彼:2007/09/18(火) 00:23:05 ID:ZiPnqTtg
 「なあキョン」
 クラスメイトに話しかけられた。そんなに親しくもない奴だった。
 「お前と涼宮って付き合ってんのか?」
 断固として否定しよう。つき合わされていると言う言葉なら正しいかもしれないが男女としての交際ではない。
 「そうか。…じゃあさ、俺のこと涼宮に紹介してくれないか?」
 「は?」
 「いやわかるだろ?こういうときの紹介の意味」
 確かにわからなくはない。だが同じクラスなんだから自分で行けばいいと思うんだが。
 「涼宮ってさ、いろんな男振りまくってきたんだろ?でも仲が良いお前の紹介なら、と思ってさ」
 物好きがいたもんだ。あんな変人に気があるとは。しかしハルヒがOKするかね。
 「谷口が『涼宮はコクられて断るってことを知らない』とか言ってたぜ」
 「コクった奴らの末路も知ってて言ってるんだな?」
 「そこでお前の出番だろ。お前が俺を褒めちぎってくれれば涼宮の好感度も高いとこからいけそうだ」
 「なんで俺がそこまでしなきゃならないんだ」
 「後でいくらでも礼はするって。逆に俺が他の娘紹介してもいいし」
 「悪いが褒めるにしたってお前のことよく知らないぞ」
 「そこらへんは俺が台本なり何なり書くって」
 「そこまでしてハルヒなんかと付き合いたいのか?」
 「そりゃそうだろ。あれだけの美人なかなかいないぞ。せっかく同じクラスなんだ、できれば付き合いたいな」
 外見で騙されてるクチか。やれやれ。
 「確かに外面はいいけどな。性格は最悪だぞ。凶暴だし情緒不安定だし強引だし理解不能だし」
 「わかってるよ、そこらへんは。まあなんとなくだけど」
 「…なんでだ。性格最悪なんだぞ」
 「なんつーかなんか楽しそうなんだよ。一緒にいて退屈しなさそうっていうか」
 「迷惑こうむってばっかりだぞ」
 「そこらへんは慣れだろ。いつかは逆に俺色に染めてやりたいね」
 告白を断らないというならハルヒは告白を受けるだろう。ハルヒの外面だけでないというのならこいつはもつかもしれない。
 どんな無茶もちゃんと聞いてくれるこいつをハルヒはどう思うだろう。
 いつも反対したり諌めてばかりの俺と比べてどう思うだろう。
 ハルヒがSOS団にこなくなるという想像。いや他のみんなは関係ない。
 俺はハルヒにとってSOS団の雑用だ。より有能で忠実で雑用がいるならそっちを選ぶのが道理だ。
 俺のいないSOS団で楽しくやっているみんな。そしてハルヒの隣に俺じゃない男。
 「駄目だな。俺は藪をつついて蛇を出したくない」
 「ええ!?なんでだよお前迷惑してるんだろ?俺が変わってやるって言ってんのに」
 「迷惑さ。でもお前も言ってたが退屈はしないんだよ。そんな楽しいこと変わってやるつもりはない」
 「…なんか言ってることめちゃくちゃだぞ」
 安心しろ。俺だって何を言ってるかわからない。
 「わかったよ涼宮のことは…って、え、ちょ、あーその」
 なんだ?何を慌てて…。
 「ストップだ、キョン!一個だけ教えてくれ」
 急な大声に引き戻される。まだなにかあるのか?
 「本当に、本当に涼宮のこと好きじゃないんだな?」
 最後にそれかよ。しかしどう答えるべきか。ここで好きじゃないと答えたらこいつはハルヒに告白するのだろうか。
 「いや初めから付き合ってたりお前が涼宮のこと好きだったりしたら諦めるつもりだったよ。奪うのとか嫌いなんでな」
 「そう、か。…そうだな俺はハルヒのことを好きなのかもしれない。それくらいしかあれだけ迷惑かけられても付き合っちまう理由が思いつかない」
 「お前は好きって言うのにも言い訳が必要なのかよ。まあいいや。だとさ涼宮。後は二人でやってくれ」
 「え?」と振り向くとハルヒが立っていた。顔を赤くしてプルプル震えて。
 「あ、あんた何言ってのよ!バカじゃない!好きって、その…バカ!」
 実はあいつは古泉の差し金で元々こういうふうに運ぼうとしていたのではないかと疑ってしまう。
 「だいたいそういうのは面と向かって言えって言ったでしょ!なによもう!」
 怒ってるんだかなんだかもうわからない。どうしたらいいんだよ。どうすればこの勘違いが解ける?
 …いやあながち勘違いとも言えないか。ハルヒの隣は俺のもんだ。
 ハルヒの肩を掴みまっすぐ目を見て「ハルヒ」と呼びかける。
 「な、なによ…」
 「好きだ。付き合ってくれ。他の誰でもなくお前がいいんだ」
 「ええ!?あ、え、えと…………はぃ…」
 最後声が小さくなっていたが「はい」と言うことだろう。というか真っ赤になってそわそわしてる。こいつ可愛いな。
 友達として最後に知ったことはハルヒは正面きっての告白に弱いということであり、恋人として最初に知ったことはこいつは俺が思っていた以上に可愛い奴だということだ。

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(舟)
 途中「キョン、うしろ~、うしろ~」と心の中でツッこんでた。

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「輝いていたハルヒのレス」リスト一覧:総合SSSS・長キョン改変ガイドライン

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引用元:【涼宮ハルヒの憂鬱】涼宮ハルヒを語れ その60

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