2007年08月09日

(SS)九曜キョン「暗黒九曜 ヤンデレ風味」

勝手に今日輝いていたハルヒのレス:

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137 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 07:52:20 ID:+QM4i0cY
 暗黒九曜 ヤンデレ風味


144 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 00:18:13 ID:ZzUCj9FD
 >>137
  「暗黒九曜 ヤンデレ風味」
  ~勢いでやってみた、後悔はしていない~

 彼の半径二メートル以内で同時存在したいという希望が叶った。
 そしたら、もっと近くで同時存在したくなった。

 喫茶店。同じテーブルに着いた。半径一メートル五十二センチ三ミリ。
 情報統合思念体産のわかめが登場するまで、ずっと彼を観察していた。
 ――今度は、もっと長い時間、一緒にいたいなと思った。

 キョン「……で、何で俺は目が覚めたら、いきなり見知らぬ部屋にいて、
 しかもベッドに頑丈な革ベルトで全身を縛り付けられているんだ?」

 …………私が――あなたを――観察するため…………。
 ……ずっとずっと――観察するため……。

 キ「いや待て、お前が観察するのはハルヒや佐々木じゃなかったのか。
 というか観察って、このままじゃ俺は、お前が興味を示すような行動が
 何一つ取れないんだが」

 …………あの二人は――もう――いい…………。
 ……今――私が興味を持っているのは――あなた……。

 ……あなたが――何かするところを、見たいわけじゃ――ない……。
 …………ただ――あなたをずっと見ていたく、なっただけ…………。
 ……わかって――もらえる……?

 キ「わかるかっ。とりあえずこれをはずせ。俺を速やかに帰すんだ。
 どうせ俺を人質にして、ハルヒたちの反応を見ようとかいう企みなんだ
 ろうが、忠告しとく、うまくいかないぜ。長門あたりにすぐ気付かれて
 情報連結解除がオチだ。もし宇宙パワーで長門を無効化しても、ハルヒ
 はそうはいかないさ。お前らも注目している、件の変態万能パワーで、
 どんな陰謀もたちどころに粉砕されちまうだろうさ」

 ……大丈夫――彼女たちは――私の邪魔は――できない……。

 キ「なぜ、そう言いきれる?」

 …………未来の私と――同期した…………。
 ……長門有希が――私の企みに気付くのが――今から、三時間後……。
 …………古泉一樹、朝比奈みくるが――その情報を共有し、私への対抗
 措置を講じるのが、その十五分後…………。

 キ「なんだ。だったら、あと三時間弱でお前の企みもご破算じゃないか」

 (ホッと安堵のため息をつくキョン)


146 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 00:22:14 ID:ZzUCj9FD
 (続き……)

 …………だから――私は――対処した…………。
 ……この部屋の時間が、ちょっとだけ速く――進むよう、いじった……。
 …………外での一分が――ここでは、約一年に――相当する…………。

 キ「………………………………」

 ……あと三時間十五分――外で、それだけの時間が経過するまでに――
 この部屋の中で――私たちは――百九十五年分――すごせる……。

 …………二人だけで――百九十五年間――ずっと、一緒に…………。

 キ「ちょ、待て九曜、冗談じゃない! あの夏のループじゃねえんだぞ。
 いや、なお悪い。あいつらが助けに来る前に、寿命で死んでたまるか!」

 …………大丈夫――死なせない…………。
 ……あなたの体の代謝を――ごく微弱なものにして――老いもせず――
 衰えもしないように――する……。
 …………それでいて――思考活動は――正常に行える、ように…………。
 ……私が観察している間――このベッドの上から、一ミリも動かしては
 あげないけれど――それでも、気が狂わないように――調整して……。

 キ「いい加減にしろ九曜、おい! さすがに洒落にならないぞ、それは!
 お前、自分で何言ってるか(パクパク)」

 …………ごめんね――舌を噛んで、自殺されたりされないよう――情報
 連結を解除して、舌を消滅させたわ…………。
 ……私は――会話は要らない――ただ、あなたと一緒にいたい……。
 …………じっと――ずっと、あなたを見ていたい…………。

 キ「――――ッ! ――!」

 ……天蓋領域に作られて――初めて――私が自分で――望んだこと……。
 …………誰にも――邪魔は、させない…………。

 (縛られたキョンの手を、そっと握り)

 …………安心して――私もずっと、ここにいる…………。
 ……百九十五年経ちそうになったら――更に時間の流れを速くして――
 もっと一緒にいられるように、する……。
 …………そうやって、ここで二人で、永遠に…………。

 (黒い髪の毛にふちどられた白い顔を、キョンに近づけ)
 (口の端を、顕微鏡で観察しなければわからないほど僅かに吊り上げる)
 (どうやら、これが彼女の笑みであるらしい)
 (彼女が初めて浮かべた――誰にもまだ見せたことのない、笑顔)

 (それを見て、キョンは――想像を絶する、絶望的な未来が自分を待って
 いるにもかかわらず……)

 『ああ、こいつも、笑うとけっこう可愛いな』

 (――と、思ってしまった)


 終


147 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 00:28:47 ID:gxN8KL/a
 >>144
 うはww俺も飼われたい(´Д`*)


148 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 00:32:45 ID:m1AHwupm
 救出時には摩耗しきった、某大導師みたいなキョンが出来上がるわけですね


149 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 00:32:45 ID:oMwriHH0
 >>146 こわきもちいい


150 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 00:47:13 ID:ZzUCj9FD
  「暗黒九曜 ヤンデレ風味」蛇足
    ~そのころ天蓋領域は~

 …………天蓋領域――今日一日、休暇を――申請したい…………。
 天蓋領域『えー? ダメだよ、対象の観察は毎日してこそ意味があるんだから。
 それにあたし、くーちゃんしかインターフェース作ってないんだから、キミに
 抜けられたら誰も代わりが』
 ……そこをなんとか――お代官様……。
 (ちらちらとゲームカセットをちらつかせる)
 天『! そ、それはまさか、捜し求めていたロックマンX!?』
 …………休暇を――ダメ…………?
 (ちらちら)
 天『オッケイ許可。ハワイにバカンスにいくなり日曜大工でログハウス作るなり
 好きにしなさい。だからそのゲームをハアハア』
 (……これでよし――天蓋領域の腕前は――前にロックマン2をやっているのを
 見ているから、わかっている――このゲームを彼女のペースなら、クリアまで約
 三十八年はかかるはず……)
 (…………その間――私は彼と――ぽっ…………)

 (一時間後)
 天『えーん、くーちゃん助けてよー! バーニン・ナウマンダーが倒せないー!
 この象がー! 丸々と太ったメカ象がー! くーちゃんどこー!?』
 (うろうろ)
 天『あ、この部屋の中にくーちゃんの気配発見。でも、どうしてかしら、なんか
 時空が切り離されてるわね。こんな天気のいい日に、部屋の中に閉じこもって、
 不健全にも何やってんのかしら。まーいいや、今はナウマンダーが優先よ。
 おーいくーちゃん、入るわよー?』
 (ノックもせずに情報操作でロック解除)


 (その後色々あって、キョンを救出されてしまい、以後一週間不機嫌な九曜)
 (天蓋領域は、キョンにナウマンダーを倒してもらい、ご満悦だったという)


151 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 01:17:41 ID:ubv9Ogz1
 >>150
 一気に和んだw
 くーちゃんはSS少ないから嬉しいよ!GJ!

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(舟)
 数十、数百年単位での監禁。背筋が寒くなりつつも、それほど愛されていることの証明に高揚しますな。

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「輝いていたハルヒのレス」リスト一覧:総合SS改変ガイドライン

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引用元:【涼宮ハルヒの憂鬱】周防九曜――萌えスレ……2

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