(SS)忘却される古泉一樹
勝手に今日輝いていたハルヒのレス:
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653 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/28(土) 18:43:06 ID:q7IzLYHR
「くっ…僕としたことが、とんでもないミスを犯しましたね」
拝啓
今、僕は閉鎖空間内にいます。
複数箇所で発生しているため、今は僕一人で戦っているのです。
しかしながら、神人に致命傷を負わされてしまいました。
決して侮っていたわけではないのですが。
同志たちも、もうしばらくはかかるでしょう。
…これは困りましたね。
すると突然、目の前に人影が現れました。
随分と早かったですね…いや、この後ろ姿は。
「…長門さん?なぜあなたがここに」
「あなたがあちらの世界から消えてしばらく時間が経過していた。
緊急事態だと思い、駆けつけた」
「しかし、あなたはここには来られないはずでは」
「他の超能力者の能力を少し借りた。もう心配は要らない」
「そうでしたか。僕の見せ場であなたに助けられてしまうとは、
なんとも皮肉な話…って長門さん?」
「心配しなくていいと言ったはず。あちらの世界の情報操作は任せて」
「…?理解いたしかねるのですが」
「あなたは初めから存在していなかったことにしておく」
「いえ、ですから」
「大丈夫、彼や涼宮ハルヒ、朝比奈みくるにも感づかれないようにする。
そのことを伝えに来た。私の用は以上」
「ま、待ってください長門さ…」
そうして長門さんは閉鎖空間から脱出されました。
彼や涼宮さんと共に過ごせなくなることは残念ですが、
もしもまた僕がそちらの世界に生まれるようなことがありましたら、よろしくしてやってください。
それでは、また。
敬具
654 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/28(土) 18:58:02 ID:OlPGTVvB
ちょ、おまっ、これ
致命傷の割りに元気そうですね
655 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/28(土) 19:07:15 ID:kgltXkOh
>>653
これはちょっとかわいそすぎやしないか
656 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/28(土) 19:09:04 ID:8kEDDiCk
致命傷負いながらも必死にストーリー形式にペンを走らせる
這いつくばった古泉想像して噴いた
657 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/28(土) 19:09:10 ID:qFk6SzVZ
ヒデエエェェェ!!!
長門!!助けてやって!!!
658 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/28(土) 19:09:40 ID:u79qGNDZ
>>653
もっとやれと言えないほどかわいそうだ・・・
しかし653の発想に嫉妬
659 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/28(土) 19:14:36 ID:m5PbCodR
神人と戦って死ぬ古泉→別の古泉が構築されると考えてみた
今まで何度かこれを繰り返していくうちに
本当の古泉が薄れていって今の性格が…ねーな
660 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/28(土) 19:14:48 ID:q7IzLYHR
あまり重くならないように普段の古泉らしさを極力出したつもりなんだが…
まぁ、後悔はしていない
666 :653:2007/07/28(土) 20:13:22 ID:q7IzLYHR
これは僕の後日談です。
多少長くなるかと思いますが、ご容赦お願いいたします。
どうやら九死に一生を得たようです。
長門さんが出て行かれた直後、同志が助けてくださいました。
このご恩はいつか必ず。
今は僕の叔父の知り合いが理事長をやっている…この説明は不要ですね。
とりあえず入院しています。
ですが、何か様子がおかしいのです。
この病院には僕の知り合いばかりがいらっしゃるというのに、
なぜかみなさん、よそよそしい振る舞いで。
助けていただいた同志も怪訝そうな顔つきで扉の向こうから僕を覗いています。
何かあったのでしょうか。
どうやら腕の立つお医者様のお陰で半月ほどで退院できるようになりました。
とは言え、傷が完全に癒えたわけではないので、しばらくは通院暮らしです。
彼の言葉を借りれば、やれやれ、ですね。
ようやく学校にも再び通うことが出来るようになったのですが、
そこでもまた不可解な事件が発生しました。
クラスメイトは誰一人僕のことを覚えていないかのような態度。
嫌な予感がしますね。
放課後になり、足は文芸部室へと向かっています。
習慣と言うよりも、今は不安を拭うかのように。
部室前に到着し、軽く扉をノックすると、
「はぁ~い」
という、朝比奈さんの懐かしい声が聞こえたので、安心して入りました。
すると、どうでしょう。
他のお三方も既にいらしたのですが、僕の顔を見て涼宮さんが、
「あら、依頼者?何の相談に来たの?宇宙人目撃情報?」
と初めてお会いした時以来の輝いた瞳で僕に話しかけているではありませんか。
涼宮さん、さすがにそんな冗談は通用しませんよ。
涼宮さんへの返事を後回しにし、彼にお久しぶりです、と声を掛けてみました。
返事は、耳を疑いたくなるような内容でした。
「すみません、どこかでお会いしましたっけ」
…まさか。
慌てて長門さんのもとへ行き、どういうことか訊ねてみて、僕は愕然としました。
「…あなたのような人物を私は知らない。そもそも2週間以前に存在が確認されていない」
…なんというスペクタクルでしょう。
最悪の形で合点がいきました。
長門さんは、既に情報操作を完了してしまっていたようですね。
667 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/28(土) 20:15:37 ID:ZQPEdl8e
鬱になるから止めてくれないか
668 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/28(土) 20:19:32 ID:OlPGTVvB
「はっ、夢ですか……」
「──というわけなんです。はは、まさか自分が死んでしまう夢を見るとは夢にも思いませんでしたね」
「なんだそれは。ギャグのつもりか」
669 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/28(土) 20:20:45 ID:Mh27zpCj
もっとやれとは言えない心境だ
もれなく今の気分は鬱
>>668
心からGJ!と
678 :666:2007/07/28(土) 21:08:04 ID:q7IzLYHR
あ…いつの間にかオチがつけられてるorz
いや正直な話、あのまま終わらせるのはあまりにも悲惨だから
夢オチでもバッドエンディングでもない結末を練っていたんだが
出来たら正式な締めとして投下してもいいだろうか?
679 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/28(土) 21:15:26 ID:ggJPg+Rz
>>678
投下してください
680 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/28(土) 21:35:09 ID:ZQPEdl8e
>>678
鬱になってしまった人々を救えるような内容なら是非
救いが見たい
687 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/28(土) 23:07:07 ID:q7IzLYHR
…これは完全に参りました。
まさに八方塞がり、何の手掛かりも思いつきません。
朝比奈さんにも声を掛けてみようかと思いましたが、彼女は僕の行動を不審に思ったか、
少しぎこちない表情なので、止めておくことにします。
変に彼に誤解されて、揉め事に発展してしまうのも望ましくないことですし。
それよりも手掛かりを探すことが先決でしょう。
彼が改変世界に巻き込まれた時は、長門さんがヒントを残してくれていたそうですが…
いえ、待ってください。
今回の首謀者も長門さんです。
ということは、長門さんのことですから僕にも何か残されているはず。
探してみることにしましょう。
僕としては、このような世界は遠慮したいですからね。
確か、彼の時は本棚の栞にヒントがあったと仰ってました。
ではまず、そこから探してみますか。
…ありませんね。
本は彼と長門さんの繋がりですから、当然と言えば当然でしょうか。
では、僕と長門さんの繋がりは…一体何でしょう?
ひとつも浮かんできません。
ふと彼の方に目を向けると、涼宮さんが笑顔でなにやら彼に話しかけてます。
少し会話の内容が気になりますね。
あ、みなさんどうかお気になさらず、活動を続けてください。
そういえば、僕が初めて部室に行った時、長門さんはオセロをしていました。
共通するところはそれぐらいでしょうか。
裏を返せば、そこになければ手の打ちようがなくなるわけですが。
考えていても仕方ありません。
果報は掘り起こさないと見つからないのですよね、涼宮さん?
長門さん、仲間であるあなたに賭けてみます。
ありました。
長門さん、心よりお礼申し上げます。
ボードの裏に栞のような紙が一枚、そこにはこのように書かれてありました。
「起動条件:このゲームで彼に1勝すること」
…前言を撤回させていただきます。
これはまた、難題を。
ここ最近は彼から勝利を収めた記憶がありません。
ですが、何としても勝たなくてはいけませんね。
ゲームに付き合ってくれるよう彼に懇願し、
何度も勝負を挑みますが、彼は容赦してはくれませんでした。
むしろ今までの中で一番強く感じました。
ゲームを終えようとする彼を引き留め、23戦目にしてようやく勝利した時、
「ピッ」
と、涼宮さんのパソコンから電子音が聞こえました。
688 :666:2007/07/28(土) 23:13:37 ID:q7IzLYHR
無事、起動できたようですね。
彼の話では、この後にエンターキーを押したとか。
すぐにディスプレイの前に行き、確かめてみると、
>お疲れ様。楽しかった?
…はい?
意表を突かれ、思わず奇妙な声を上げてしまいました。
その直後、
「ぷっ…あははは」
「くくっ…」
「ふふっ…」
全く状況が理解できません。
画面を見て唖然とする僕を見て、涼宮さんたちが笑っている…
と、言うことは。
「…そう。いわゆるドッキリ」
なんと。
しかし、機関の人間もクラスメイトも僕を覚えていませんでしたが?
「確かに情報操作は行った。但し、ここにいる3人は対象外。」
つまりは、こういうことですか。
団員以外は本当に記憶が消去されていた、しかし団員のみなさんは芝居であった、と。
「そういうことだ。俺が仕組ませてもらった。お前にはいつもやられっぱなしだからな。
たまにはお前も騙される立場もいいだろ。どうだ、今の気分は」
「でも、まさかあの古泉くんがこんなにも簡単に騙されるなんてね」
…本当にスペクタクルだったとは。
よくよく考えてみれば、朝比奈さんのぎこちなさも、彼と涼宮さんの会話も…そういうことでしたか。
完全にしてやられたというわけですね、参りました。
致命傷があそこまで早く回復したのも長門さんが?
「そう。情報操作を行った対象には、情報の修正を加えておく」
是非ともそのようにお願いします。
しかし、涼宮さんまで巻き込んだのですか?
「あいつは、お前を騙すために学校全体で芝居打つって言ったら、あっさり信じてくれたよ。
楽しけりゃ多少の疑問はどうでもいい、本当に単純なヤツだ」
彼も涼宮さんも爆笑です。
僕ももはや、笑うほかありません。
でも本当に良かった、心からそう思えます。
涼宮さんの退屈しのぎになったのであれば、なおさらですね。
今回の経験を通じて改めて解ったことがあります。
それは、僕が主だった話になるとあまりよくないということですね。
やはり彼と涼宮さんが中心となり、僕たちは裏方に回るのがベストなようです。
その方が、僕としても楽しめますから。
あ、涼宮さんからお呼びが掛かりました。
今度は何を思いついたのでしょう、楽しみですね。
また近いうちにお会いしましょう。
それでは、失礼いたします。
689 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/28(土) 23:23:05 ID:K898MNih
病み上がりの古泉にそれは酷いぜ
つーか誰も心配しないのな
690 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/28(土) 23:26:59 ID:TI70NQLs
個人的には長門は古泉をイジルのが似合ってる希ガスw
691 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/28(土) 23:27:51 ID:hVJxy453
うまくまとまってるなあ
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(舟)
ハルヒやみくる、キョンばかりか、長門まで存在を忘却している事実に古泉が絶望し、自身で閉鎖空間を拡大→僕が新世界の神に~とか考えた。
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「輝いていたハルヒのレス」リスト一覧:総合/SS/歌/改変/ガイドライン
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