2007年06月27日

(改)芥川竜之介風『涼宮ハルヒの憂鬱』

勝手に今日輝いていたハルヒのレス:

-----------------------------

78 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/26(火) 23:09:37 ID:Fch1FNL5
 こういうのって投下してもおkなの?
         上

  夜、キョンが築地の外で、月白を眺めながら、落葉を踏んで物思いに耽っている。

      その独白

 「もう月の出か。いつもは月が出るのを待つ俺も、今日ばかりは明るくなるのがそら恐しい。今までの俺が一夜の中に失われて、
 明日からは人殺しになり果てるのだと思うと、こうしていても、体が震えて来る。この両の手が血で赤くなった時を想像してみろ。
 その時の俺は、俺自身にとって、どのくらい忌まわしいものに見えるだろう。それも俺の憎む相手を殺すのだったら、
 俺は何もこんなに心苦しい思いをしなくてもすんだのだが、俺は今夜、俺の憎んでいない男を殺さなければならない。
  俺はあの男を以前から見知っている。渡左京(わたるさきょう)という名は、今度の事について知ったのだが、男にしては柔らかすぎる、
 色の白い顔を見覚えたのは、いつの事だかわからない。それがハルヒの夫だという事を知った時、俺が一時嫉妬を感じたのは事実だった。
 しかしその嫉妬も今では俺の心の上に何一つを残さないで、綺麗に消え失せてしまっている。だから渡は俺にとって、恋の仇とはいいながら、
 憎くもなければ、恨めしくもない。いや、むしろ、俺はあの男に同情しているといっても、良いくらいだ。
 ハルヒの母親の口から渡がハルヒを得るために、どれだけ心を労したかを聞いた時、俺は現にあの男を可愛く思った事さえある。
 渡はハルヒを妻にしたい一心で、わざわざ歌の稽古までしたという事ではないか。
 俺はあの生真面目な男の作った恋歌を想像すると、知らず識らず古泉のような微笑が唇に浮んで来る。しかしそれは何も、
 渡を嘲る微笑ではない。己はそうまでして、女に媚びるあの男をいじらしく思うのだ。あるいは俺の愛している女に、
 それほどまでに媚びようとするあの男の熱情が、愛人である俺にある種の満足を与えてくれるからかも知れない。
  しかしそういえるほど、俺はハルヒを愛しているだろうか。俺とハルヒとの間の恋愛は、今と昔との二つの時期に別れている。
 俺はハルヒがまだ渡と知り合わない以前に、既にハルヒを愛していた。あるいは愛していると思っていた。が、これも今になって考えると、
 その時の俺の心もちには不純なものも少くはない。俺はハルヒに何を求めたのか、童貞だった頃の俺は、明らかにハルヒの体を求めていた。
 もし多少の誇張を許すなら、俺のハルヒに対する愛なるものも、実はこの欲望を美しくした、感傷的な心もちに過ぎない。その証拠に、
 ハルヒとの交渉が絶えたその後の三年間、成程俺はあの女の事を忘れずにいたにちがいないが、もしその以前に
 俺があの女の体を知っていたなら、それでもやはり忘れずに思いつづけていたであろうか。俺は恥しながら、そうだと答える勇気はない。
 俺がハルヒに対するその後の愛着の中には、あの女の体を知らずにいる未練がかなり混っている。
 そうして、その悶々の情を抱きながら、俺はとうとう俺の恐れていた、しかも俺が待っていた、この今の関係にはいってしまった。
 では今は? 俺は改めて俺自身に問いかけよう。俺は果してハルヒを愛しているだろうか。


79 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/26(火) 23:12:50 ID:td0M7e0u
 エロパロ向きじゃね?


80 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/26(火) 23:16:36 ID:S91fqAi/
 渉左京でググったら名前占いが出てきて吹いた


81 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/26(火) 23:19:04 ID:Fch1FNL5
 お前らは芥川も読んだこと無いのかと小一時間(ry
 袈裟と盛遠でぐぐってみ


82 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/26(火) 23:21:09 ID:td0M7e0u
 そうだったか。
 俺は授業で羅生門と鼻しか読んだこと無いw


83 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/26(火) 23:24:15 ID:Fch1FNL5
 芥川の年少文学結構面白かったりするよ。興味湧いたら読んでみてね


84 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/26(火) 23:29:09 ID:E93Hoza9
 誰かが死ぬとか、誰かが不幸になるとかそんな感じの話はなぁ・・・
 少なくともハルにゃんはそんな展開望んでないよ


85 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/26(火) 23:29:45 ID:XrhLJnF0
 むしろ惚れたはれただよな


86 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/26(火) 23:33:58 ID:Fch1FNL5
 おk、投下せずに妄想にとどめておきます

 あまあまいちゃいちゃに期待


87 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/26(火) 23:35:35 ID:/Yz/Lfwr
 >>86
 工工エエエエ(゚д゚;)エエエエ工工

 いや、ほら折角だし…ここで止めるなんて生殺し以外の何物でもないだろうと。

-----------------------------

(舟)
 芥川竜之介の文体でハルヒとは、面白い試みですな。

 青空文庫「袈裟と盛遠」

-----------------------------

「輝いていたハルヒのレス」リスト一覧:総合SS改変ガイドライン

-----------------------------

引用元:【涼宮ハルヒの憂鬱】涼宮ハルヒを語れ その52

コメントする

コメント投稿に関する注意事項
・当ブログでは、コメント表示にブログオーナーの承認が必要です。承認されるまでコメントは表示されませんので、しばらくお待ち下さい。
・アクセスが殺到して非常に混雑した時などに、SQLエラーが生じるケースがあります。「コメントを受け付けました。」と表示されても、コメントが記録されていない場合がある点、ご了承下さい。

マイクロアドBTパートナーでおこづかいゲット!