(SS)ハルキョン「罰ゲーム」
勝手に今日輝いていたハルヒのレス:
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241 :ハルキョン SS 罰ゲーム 1/5:2007/04/26(木) 21:05:14 ID:l5DNHhYa
俺を夢の世界から無理矢理覚醒させた音が携帯の着信音だと気付くのに数秒かかった
目を擦りながら出ると電話口からは一生忘れられそうにない声が聞こえてきた
「あんた今何時だか分ってんの?」
時計を見る
「…4時?」
「ドアホーーーーー!!もう9時過ぎよ!!」
鼓膜と言うより魂を震わされるような怒声を聞いてようやく目が覚めてきた
「すまん、目覚ましの電池が切れてたようだ」
やばいな、今日は不思議探索で朝9時集合予定だったのだが…
「5分以内に来なさい!遅れたら特別罰ゲームよ!!」
当然間に合う筈もなく約1時間遅れでいつもの集合場所に到着すると
ハルヒが一人仁王立ちしていた
「遅れた、すまん」
「遅い、罰金!」
「他のみんなは?」
「みんなは先に行かせたわ、何時までもあんた一人の為に遅らせる訳にもいかないし」
ジロリとにらまれる
「あー待たせて、悪かったな」
「ふん、そもそも目覚ましなんかに頼ろうって根性だから、寝坊すんのよ、今日は団長自ら根性を叩きなおしてあげるわ」
その後、結局一日中引き摺り回された挙句に色々と奢りまくる破目になったが
今回は俺が全面的に悪いので大人しく従った。
「でキョン今日の罰ゲームだけどね…」
「ちょっと待て、朝昼晩と三食奢らされて色々小物や何やらも買わされたのは罰ゲームじゃなかったのか?」
ハルヒは鼻で笑うと
「それは団長を待たせた迷惑料であって、罰ゲームは別枠よ」
はあ、今日一日機嫌良さそうだったので解放されるものと思っていたのだが
「で、何しろってんだ?」
ハルヒは100ワットの笑顔になると
「明日一日団長命令に絶対服従すること!」
…やれやれ
242 :ハルキョン SS 罰ゲーム 2/5:2007/04/26(木) 21:06:03 ID:l5DNHhYa
翌日俺は朝っぱらから自転車を全力で走らせていた、原因は言うまでもなくハルヒだ。
これで二日続けてあいつの声で起こされる破目になったのだが、昨日との違いは早朝だったって事だ。
「今すぐあたしん家に来なさい、遅刻したら明日も罰ゲーム継続だから」
との団長命令なので遅刻を回避すべく全力疾走中である、実はタイムリミットも把握してないのだが。
あいつの家の側に着いたので携帯を鳴らす。
「おそい!」
これでも朝食も食わずに全速で来たんだがな。
「む…そんなのは当然よ、ちょっとそこで待ってなさい」
どうやら涼宮家の団欒に侵入等の気まずい事態は避けられたようだな。
「はい、これ」
勢い良くやってきたハルヒは手にサンドイッチを持っていた、くれるのか?
「あんた朝食ってないんでしょ?」
ありがたく頂くとしよう
「美味いな……お前が作ったのか?」
「…そうだけど」
何で分かったのかって目つきでこっちを見てくる
「なんとなくだ」
いつか食ったのと同じ味だったのでな集団幻覚って事になってるが。
「食い終わったんなら、行くわよ」
人の後ろに勝手に乗るな!とは思わなかった
朝食一つで朝早くから呼び出された分のストレスも含めて吹っ飛んじまう辺り
我ながら単純だとは思うんだがな。
だがまあそんな気分も一瞬で吹っ飛んでいた何故なら
いつものように駐輪場に停車しようとした俺をハルヒが止め
あの我らが学び舎の立つ坂の上までチャリでいけとの無茶を言い出したからだ
「もう限界だ、押すぞ」
「あんたこんなんで限界なの?なっさけないわねー」
後ろに乗っていただけの奴に言われたくはない、と言うかお前も降りろ
「なんで?」
いや素で聞き返されても困るんだが
このままこの坂道でお前が乗ったチャリを押して行けと言うのか?
…言うんだな。
243 :ハルキョン SS 罰ゲーム 3/5:2007/04/26(木) 21:08:24 ID:l5DNHhYa
ハルヒの体重を支えつつ馬車馬のようにチャリを押す姿を通学中の北高生に好機の目で見られなんとも言えない気分だ、知り合いに会わなかったのがせめてもの救いだな。
教室にたどりついた時には心身ともに衰弱していた俺は、汗だくの体に焼け石に水程度の涼をとろうと下敷きを団扇代わりに扇いでると
「私も扇いでよ」
…いつか聞いたような台詞だな
勘弁してくれ、俺は朝から重労働を強いられたが、お前は座っていただけだろうが
それに当然回りはクラスメイトだらけだぞ、お前は良いかも知れんが俺の世間体が著しく損なわれるはめになる。
既に通学路でも俺の世間体は致命傷に近いダメージを受けてるってのに。
「もうちょい気合入れて扇ぎなさい」
結局今日一日絶対命令権を与えられた団長命令に逆らえるはずもないんだがな
「おいキョンそりゃ罰ゲームかなんかか?」
まさしく罰ゲームだ谷口よ、だからそんな目で見ないでくれ。
「坂道のあれもその口か」
結局見られてたのかよ!
「あ、それ私も見た、涼宮さんお姫様みたいだったのね」
朝比奈さんならともかく、こいつはお姫様って柄じゃないだろう
どっちかって言うと勇者とかそんなかんじだ。
「確かに騎士と従者って感じでもあったね」
お前もか国木田、一体何人に見られたんだ?
「罰ゲームって、お前もたいがい付き合いが良すぎると思うがな」
…今回は俺が悪かったから、仕方ない面もある。
「へー、一体何やったんだい?」
事情を話す。
「あー、なるほどなそれは確かにお前が悪い、涼宮とはいえデートに遅刻はありえんだろう」
谷口の言葉に国木田や阪中がうんうんと頷く
まて、先ずデートと言うのがありえん、SOS団の活動に決まってるだろう。
「いつもの5人で出かけてたのか?」
…いや確かに昨日はハルヒと二人だったがそれは俺が遅刻したから皆が先に言ったからであってだな…笑うな。
ハルヒお前も扇がれてるだけじゃなくてなんか言え、いや、やっぱ言うな事態が悪化するだけな気がするし、お前はそのまま窓を見てろ。
244 :ハルキョン SS 罰ゲーム 4/5:2007/04/26(木) 21:10:48 ID:l5DNHhYa
そんなこんなで昼休み、誰かさんの呼び出しで弁当も持たずに飛び出した俺は、その誰かさんと一緒に学食に来ていた。
「あいよ。おまけしとくからね」
「サンキュ、おばちゃん!」
ハルヒは学食のおばちゃんにコネがあるらしく、明らかに通常より量が多い盛り付けだ。
俺は普通で良かったのだが、なにやらニヤニヤしているおばちゃんは
(なんでニヤニヤしているのかはあまり考えたくない)
俺の分も大盛りにしてくれた、メニューはハルヒお勧めの品だ。
学食常連のお勧めだけあって確かに美味い。
「でしょ、…うんいけるわ」
ナチュラルに人の分を奪うな。
「何よセコイわね、じゃあコロッケ1個だけならあげるわよ」
そういう事を言ってるのではないのだが、まあコロッケも美味そうなので貰うが。
放課後ハルヒと並んで部室に行くと既に全員揃っていた。
そしてハルヒはネットサーフィン、俺と古泉はゲーム、長門は読書、朝比奈さんはお茶を入れてくれていると、改めて解説するまでも無い日常風景に移行した。
「今朝はお楽しみだったようですね」
お前まで見ていたか
「いえ僕は残念ながら直接は見てません、ですが既に校内では噂になってますから」
憂鬱モードに移行した俺に追い討ちをかけるつもりかハルヒがこっちを向いてなにやらジェスチャーをしている…肩?
「パソコン使ってたら肩こったから揉みなさい」
「もうちょい下、ちょい上、そこよそこ」
こってますねお客さん
「ぉう~、あんた結構上手いわね、ちょっとストップ」
ハルヒは俺の手を止めて椅子から立ち上がると、ロッカーを掘り出し始めた
「確かこの辺に…あった、あった、これこれ」
となんか筒みたいなものを出してきた、あれはゴザか?
「机と椅子を端にどけて」
俺と古泉で移動すると、あいたスペースにさっきのゴザを広げてその上に寝そべった
「はい、さっさと続き」
まあつまり肩揉みからマッサージに昇格したって事か
「くあぅ!、ちょっと強すぎよキョン!」
またとない反撃の機会とあってちょっと力が入りすぎたか
「もうちょい丁重にやりなさい」
へいへい
だが優しく揉むとどうしても、色々柔らかかったりする感触や
以外にこいつがちっちゃいって事が良く分かってしまいやり辛い。
古泉と朝比奈さんがこちらを見て微笑んでるのが気になるが。
245 :ハルキョン SS 罰ゲーム 5/5:2007/04/26(木) 21:12:32 ID:l5DNHhYa
さてどうしたものか
もう良いだろうってぐらいの時間を揉んだ所で、ハルヒはすやすやと寝息を立て始めてしまった。
俺の苦労の成果かやたら安らかそうに眠ってる。
長門が本を閉じる時間になってもハルヒは起きなかったので3人は先に帰ってもらったのだが。
お、ようやく御目覚めのようだな。
「……みんなは?」
「先に帰った、こっちも帰るぞ」
ハルヒの上からブレザーを回収する、いつかのお返しだ。
再びママチャリ二人乗り
途中スーパーで買い物に付き合わされた後ハルヒを家まで送り届けたところ
「上がっていきなさい今日親居ないから、団長命令」
まだ団長命令は有効なのか、と言うかなんのつもりだろう
もしや晩飯でも食わせてくれるのだろうか?
今朝のサンドイッチとさっきの買い物からの推測だ
「キョン晩御飯作りなさい」
そうきたか、だが残念ながら俺にそんなスキルは無いぞ?
「ふん、あんたのことだからそんなこったろうと思ったけどね、あたしが監督するから大丈夫よ」
ハルヒ監督の下野菜の切り方から味付けまで教わりながらなんとか肉じゃがを完成させた頃には
「あんた一人に任せたら何時までたっても終わりそうに無いから」
とハルヒが味噌汁と鰤の照り焼き、サラダを完成させていた。
2人で食卓につき、ハルヒの反応の伺うと
「ふむ、まあこんなもんでしょうね」
との事なのでなんとか肉じゃがもOKをもらえたようだ
二人で料理して二人で話しながら飯を食う、まあたまにはこんな日もあっていいだろう
なんて散々扱き使われたにも関らず思っちまったのも、ハルヒの料理が美味かったせいだろうな。
終り
246 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/26(木) 21:17:07 ID:cIJBvU9f
>>241-245
乙
そ、その後は・・・?まさか命令で・・・
247 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/26(木) 21:23:01 ID:V0SdqoLH
>>241-245
罰金なんて安い安い
ハルヒの為ならダイヤモンドでも売れる
(キョンの心の声)
248 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/26(木) 21:36:56 ID:xRAyi7xh
>>246
命令で、皿洗い
249 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/26(木) 22:07:23 ID:MUiX7brq
>>241-245
GJ
一日って24時までだよなあ…メシ、フr(ry
256 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/26(木) 22:15:39 ID:SpGTZZOC
>>249
間違いなく、背中洗いイベントが発生だなw
260 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/26(木) 23:17:15 ID:47inBXI/
>>256
ハルにゃんはビキニで、キョンは目隠しされて背中を洗うんだよね。
いやそれはさすがにやりすぎか…。
キョンに歯磨きしてもらうハルにゃん。
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(舟)
罰ゲームで晩御飯を一緒に料理して一緒に食べる。罰ゲーム?
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