カナブンがきずのてあてをしてくれた! - 『涼宮ハルヒの憂鬱』 - #7「ミステリックサイン」
『涼宮ハルヒの憂鬱』 - #7「ミステリックサイン」
開始早々、七夕がどうとかいうキョンのモノローグ。今は7月、期末テスト中。キョンの後ろの席では、涼宮ハルヒが熟睡中。ハルヒの寝顔、萌えますな。キョンによると、ハルヒはいつも残り時間30分の辺りでテストを解き終え、後は寝ているという。さすがハルヒだ、試験中に30分寝ていても何ともないぜ。一方のキョンは大苦戦中で、テストの答案がほとんど真っ白。てか国語でこの答案内容じゃ、赤点必至じゃね?
OPが終わった後に出てくるねこマン。今回は背広っぽいものを着用した、フォーマルな衣装。リーマンねこマン? サラリーねこマン?
試験期間中、校内の部活動はお休みになるものの、SOS団は年中無休。メンバーは試験が終わっても家に帰らず、律儀に文芸部室へ集合。
ハルヒが何やらサナダムシがのたくっているような画像をキョンに披露。ハルヒ曰く、SOS団のエンブレムだという。リアルでの公式HPにアップされていたものと同じデザインのアレである。
ハルヒ「団長が全部やったら、あんたたちの仕事が無くなる」→「言われたことをやっているだけじゃ人間進歩しない」と言うや、キョン「やれと言っているのか、するなと言っているのか」と返答。そりゃ、もっともだ。とはいえ、真性DQNには何を言っても通じるはずもなく。しぶしぶキョンが画像を加工し、サナダムシ画像をしょぼくれ阿呆ページにアップ。
SOS団公式HPが立ち上がったのは5月のこと。2ヶ月が経過したが、アクセスカウンタはいまだに2桁。今時、1日100以下のサイトってんなら理解できるが、2ヶ月間でアクセス2桁って、どれだけの過疎サイトだか。まぁサーチエンジンへの登録すらやってなさそうだから、身内だけでカウンタを回している状態になっちゃっているのだろうが。ハルヒ、みくるのエロ画像(撮影者:キョン)を貼り付けてアクセスアップを狙っていたようだが、ネットワーク上での外部告知が無ければ、どんなエロ画像をアップしても、訪問する人はおらんやろ。
翌日。昨日に引き続き、試験後に文芸部室に向かうキョン。朝比奈みくるに一刻も早く癒されたいようで。キョンの「ひやぁ~い」というみくるの声マネ、きんもーっ☆ しかしキョンが文芸部に入ると、いたのはハルヒと長門有希だけ。みくるは試験時限が1時限分多いという。
昨日、SOS団のエンブレムを公式HPにアップしたのだが、そのサイトの様子がおかしい。エンブレムの画像だけではなく、HP全体にギャザーがかかったような状態。キョンが画像データなどを再アップして直そうとするが、一向に改善する様子は無し。
キョンがハルヒの命令でHP作成に悪戦苦闘しているところに、部室専用のエンジェル・みくる降臨。キョンの視界が、みくるのカラダだけを見ていて笑った。さて視線を移すと、みくるの後ろにもう一人。
みくるが連れてきたのは喜緑江美里さんなる、2年の女子生徒。彼氏が行方不明になっているので、悩み事相談を行っていると喧伝しているSOS団に、人捜しを依頼してきた。さてその彼氏の名前はというと、「や(ニャー)」と、途中で猫の鳴き声が響いて、テレビの前の視聴者は聞き取れず。その名前を聞いたSOS団メンバー、皆が「誰だろう?」的な反応。喜緑さん、続けて「SOS団とは近所付き合いをしている」という前置きをしてから、捜して欲しい人がコンピュータ研究部の部長であることを告げる。すると一呼吸置いて、キョンがスポーツ新聞の見出しっぽく、往時をプレイバック。アニメでは#3において、ハルヒに嵌められ、みくるの爆乳をモミモミしたセクハラ現場を捏造されたあの人である。ところで#3でみくるが揉まれたのは右胸だったが、キョンの回想では左胸を揉まれているな。右の乳を揉まれたら、左の乳も差し出せということか。
喜緑さんの相談によると、コンピ研の部長は、両親が外国にいて、一人暮らし中。しかも喜緑さんのような美人で清楚な彼女付き。それなんてエロゲ? そんな恵まれた環境下にも関わらず、部長はここ数日行方が知れず、夜間も自宅は真っ暗だという。てことは部長、試験期間中なのに無断欠席してるってことか。内申がどうという前に、進級すら危うくなりそうだな。
部長の両親がいる国を尋ねる際、ハルヒが最初に「カナダ」を挙げたのは、ちょい不自然な印象を受けるな。「外国にいる」って言葉を聞いて、最初にカナダが思い浮かぶ日本人は稀だけに、「おやっ?」となる。ちなみに部長の両親がいるのはホンジュラス(メキシコのちょい南にある国)。
SOS団メンバー、部長宅を訪問。ハルヒがドアノブをガチャガチャやってから呼び鈴を鳴らすと、キョンが心の中で「順序が逆だろ」と突っ込むのに笑った。ハルヒが物騒な手段による侵入を思考してキョンに却下された後、「管理人に「友達が心配で....」と言って鍵を開けてもらう」という“よく使う手”を実行しようとしたが、有希がハルヒに気付かれないようドアを開錠。室内に押し入るメンバー。
部長の住まいは、年頃の男一人にしては小綺麗。特に室内を探し回る必要もなく、部長がヒキコモっているわけではないことが判明。平野綾・後藤邑子・茅原実里の声優トリオのポスターが貼られている点がヲタっぽいが、知らん人が見たら「アイドルポスターかな?」程度にしか認識しないか。
本棚を見ると「電卓男」「ニート革命」「明日へピンポンダッシュ」「歯上言論」「エマンゲリピョン」なる、どっかで似たタイトルを見たような気がする本がちらほら。その一方、「中南米の歩き方」「失跡日記改」など、行方をくらませる行為を匂わせる書籍が目立つ。キョンはその線を考えつつあったところ、有希から「出た方がいい」と声をかけられビックリ。さらに古泉一樹も「僕も同感です」と、有希に同調。3人は、この部屋が異常であることを共通認識とし、一時撤退の方向へ。
3人が真面目に相談をしている一方、ハルヒは冷蔵庫を勝手にあさり、賞味期限が3日前に切れたワラビ餅を発見。先にみくるに毒味をさせ、無事を確認後に自分もワラビ餅をほおばる。毒味をさせられ、床にうずくまってすすり泣くみくる。
今日の活躍その1
宇宙人→部長宅の異変を察知
超能力者→同じく部長宅の異変を察知
未来人→ハルヒが食べるワラビ餅の毒味係
ハルヒが、本日の捜索はこれにて終了とし、解散を宣言。一旦解散してから10分後、ハルヒを除く4人が再集合。再び部長の部屋に舞い戻る。認識不足のみくるに最低限の説明をした後、有希が高速呪文を詠唱。詠唱が完了するや、突如、周囲の風景が吹き飛び、見慣れぬ場所に。みくるは驚いてキョンに飛びつき、胸を押しつける。うらやましい状態であるが、キョン自身も驚きのあまり、胸の感触を楽しむ余裕無し。
有希と一樹の会話によると、ここは閉鎖空間とは似て非なる、位相がズレた場所。空間発生のトリガーはハルヒが引いたが、この空間との関連は無視できるレベルであるという。#1での謎の会話同様、有希と一樹は2人で勝手に共通認識を深める。一方、キョンとみくるは訳が分からぬまま唖然呆然。
有希が再び動きを見せようとしたところ、キョンが待ったをかける。キョンは「これから何をするのか教えておいてくれないか?」と要求するが、有希は「何も....お出まし」と、キョンとみくるの後方を指さす。キョンとみくるが振り返ると、そこには巨大なカマドウマが。
一樹が普段通りの口調ながらも「明確な敵意を感じますね」と、交戦必至の状況を示唆。有希と一樹は自身を守る術を持ち合わせていそうだが、普通人のキョンにそんな術は無いのでビビリ気味。念のため、みくるに「光線銃とか持っていないんですか?」と聞いてみるが、「武器の携帯は厳禁です。危ないです~」と否定。キョンのモノローグ通り、みくるが武器なんか携帯しても、有効に使うどころか、電車にうっかり忘れてきそうだよな。にしてもみくるは、ずーっとキョンにしがみつきっぱなしで、役立たずカワイイですな。
この閉鎖空間モドキの場所において、一樹の超能力はいつもの十分の一ほどではあるが発揮されるようで。そういや、アニメで一樹が超能力を具現化させる光景は、これが初めてだよな。一樹は赤玉を発生させ、巨大カマドウマに向かって、「ふもっふ!」というかけ声と共に、バレーボールのジャンピングサーブの要領で攻撃。
原作だと一樹の一撃でカマドウマは撃退されるので、「あ~これで終わりか~」とのんきに見ていたら、カマドウマが反撃してきたのでビックリ。しかも途中、どこからともなくカナブンが現れ、カマドウマをヒーリング。「カナブンがきずのてあてをしてくれた!」って、ムシキングかよ。角川さん、これをモチーフにして、閉鎖空間を舞台に戦うカードゲーム『空間王者イツキング』を売り出してください。んで激レアカードは長門有希で、優良補助カードに鶴屋さんを。
カマドウマが反撃の矛先を有希に向けたものの、激突する手前の段階で斥力場(ラムダ・ドライバ)が発生。ただでさえ「綾波レイの劣化コピー」とか揶揄されてんのに、ATフィールドはまずかろう。ともあれ有希がカマドウマの攻撃を防ぐ間、一樹は第二波の準備を整え、「セカンド・レイド!」と、フルメタル・パニック! なかけ声と共に、再び赤玉をカマドウマに放つ。
一樹の第二波を受けたカマドウマ、一瞬、平気そうなそぶりを見せ、キョンに「ダメか」と思わせたが、次の瞬間、ゆっくりと全身を沈め、消滅。カマドウマが消滅した辺りに部長がのびており、気が付けば位相空間は消え、周囲はもとのワンルームに。
今日の活躍その2
宇宙人→カマドウマの攻撃を防御
超能力者→カマドウマを撃退
未来人→キョンの足にしがみついて泣きわめく
今回、有希と一樹の活躍に比べ、みくるの役立たずっぷりが際立っていたな~。未来人が役に立たないのは、ハルヒではよくあること。
とりあえずの処置は済んだので、部長宅のパソコンを起動しつつ、有希が今回の騒動について解説。約2億8千万年前、情報生命体が地球に降下したことがそもそもの発端。地球上における情報生命体は、自身の活動を拡大する術が無く、自己保存のため冬眠状態に。しかし近年になってコンピュータネットワークが発達したところで半覚醒状態に。そしてハルヒの作成したSOS団のエンブレムによって目覚めた。ただのイタズラ書きにしか見えないハルヒの作成したエンブレムは、地球の尺度に換算すると約436ペタバイトに相当する情報量を有するという。もちろんキョンは「100キロも無いぞ」と否定するものの、既に巨大カマドウマと交戦している状況では、否定に力が無い。
翌日の放課後。前日の解説を咀嚼したキョンが、腑に落ちない点を尋ねる。それは、画像データをアップしたキョンとハルヒは、しっかりとSOS団の正常なエンブレム画像を見ているのに、情報生命体の影響を受けていないこと。この疑問には一樹が対応。それは文芸部の部室が、とっくに異空間化しているから。既に様々な力場や要素がせめぎ合って飽和状態にあるため、キョンがSOS団のエンブレムを見ても、情報生命体に支配されなかったと。
さて、もう一つ二つ思い浮かぶ問題として、2ヶ月経ってもアクセスが2桁しかないサイトでは、情報生命体は自己の拡大もままならないのでは? また情報生命体はどうやって増殖するのか? という点。
キョンがSOS団のページをチェックすると、アクセスカウンタは3万に迫る勢い。有希の解説によると、この情報生命体はあちこちにハイパーリンクを張り巡らせることで自己を増殖させる。サインを見た人間の脳に自情報を複写し、限定空間を発生させる仕組みなのだという。しかし情報生命体の始動に際し、データが破損したため、正しいサインが伝達された人は部長をはじめ8人に留まるという。その人たち全員、助けなきゃならんのか~というオチが付いて、とりあえず一段落。
騒動の後日談。
SOS団のエンブレムについては、有希がリテイクをした画像をアップして解決。よーく見ると「ZOZ団」と読める、何てこと無い普通のエンブレムに。
ハルヒは、部長が登校するようになったことで、今回の相談は解決したものと判断。それよりも、SOS団の公式サイトへのアクセスが3万近くになっていたことにご満悦。そういや昔、2ちゃんねるで「カウンタが3ケタ程度のサイトに集団でアクセスし、数日でカウンタを万単位にする」ってスレッドがあったのを思い出した。実際、大した情報のないサイトが数日で万単位のアクセスを稼いでいた光景を目の当たりにして、面白半分・怖さ半分だったな~。今のSOS団HPって、まさにその状態だよな。知らぬが花ですな。
事件は収束を迎え、ある日の文芸部室。部屋にはキョンと有希の二人だけ。
キョンは、エンブレムのデータを破壊したのは、有希がやったことではないかと推測。また部長に対して、彼女の存在について問うたところ、喜緑さんどころか彼女がいることすら否定。キョンは今回の出来事をあれこれ思索した結論として、今回の出来事は有希がお膳立てをして、ハルヒが退屈しないようにしてくれたのでは、と。そして「殺風景な部屋で何年も暮らす宇宙人製のアンドロイドでも、一人でいるのは寂しいと思うことがあるのだろうか?」と、心の内で有希に問うて、了。
さて、リアルのSOS団・公式HPであるが、今回の話が放映されるずっと前、アクセスカウンタはランダムに2桁・3桁の数字を表示していた。そして今回の話の数日前から、5千、1万とカウンタの数字は増加し、今これを書いている段階では「029819」と、アニメ同様、3万近くに。芸が細かいのう。
次回予告。キョンとハルヒで「鵺の鳴く夜は恐ろしい」ならぬ「キョンの鳴く夜は恐ろしい」と、『悪霊島』のパロディをやってて笑った。今回の話は、この次回予告を含めて、パロディネタが多数仕込まれていて、小ネタ好きにはたまらん内容だったな~。
次回は、推理の出題編であった「孤島症候群(前編)」に対する回答編になるであろう「孤島症候群(後編)」。映像を見た感じ、洞窟でキョンとハルヒが二人きりになるようで。前編に続き、後編もアニメオリジナルの展開が期待できそう。
次回の時系列の話数は第10話。これで時系列の7~10話が埋まった。「~憂鬱」は本当に6話構成なのか怪しいのと、11話・12話には一体何の話が入るのか、物語が折り返し地点を過ぎても先の予想が困難。ただ、今回の話で七夕に関する言及の多さから、時系列が逆になるけれど「笹の葉ラプソディ」は11話か12話でやりそうな気がする。てか、このアニメって13話構成で終わるのか?
現段階で放映済み&判明している回と、今後の予想。
| 時系列順 ハルヒ予告 | タイトル | 放映話数 キョン予告 |
|---|---|---|
| 第1話 | 涼宮ハルヒの憂鬱I | 第2話 |
| 第2話 | 涼宮ハルヒの憂鬱II | 第3話 |
| 第3話 | 涼宮ハルヒの憂鬱III | 第5話 |
| 第4話 | (涼宮ハルヒの憂鬱IV) | 第?話 |
| 第5話 | (涼宮ハルヒの憂鬱V) | 第?話 |
| 第6話 | (涼宮ハルヒの憂鬱VI) | 第?話 |
| 第7話 | 涼宮ハルヒの退屈 | 第4話 |
| 第8話 | ミステリックサイン | 第7話 |
| 第9話 | 孤島症候群(前編) | 第6話 |
| 第10話 | 孤島症候群(後編) | 第8話 |
| 第11話 | ? | 第?話 |
| 第12話 | ? | 第?話 |
| 第13話? | 朝比奈ミクルの冒険 Episode00 | 第1話 |
追記(2006/05/19):
『涼宮ハルヒの憂鬱』#7「ミステリックサイン」に見られたパロディ・オマージュにて、今回随所で見られたパロディのネタ元をまとめました。









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コメント
>部長の両親がいる国を尋ねる際、ハルヒが最初に「カナダ」を挙げたのは、ちょい不自然な印象を受けるな。
[禁則事項]がカナダに転校していったからでしょうね。
*舟注:コメント内容に、現時点での禁則事項が含まれておりましたので、一部記述を“改変”させていただきました。
Posted by: 通りすがり | 2006年05月16日 01:35
>ただ、今回の話で七夕に関する言及の多さから、時系列が逆になるけれど「笹の葉ラプソディ」は11話か12話でやりそうな気がする。
「笹の葉ラプソディ」が0話というのはどうでしょう?
ハルヒの感覚で言うと[禁則事項]の話でもありますし。
Posted by: 通りすがり | 2006年05月16日 18:45
カウンターの件は気づきませんでした.
公式サイトにしてはどうも数がおかしいと思っていましたが,そういうことだったのですか.
Posted by: nekonii@ねこにこばん | 2006年05月17日 00:58
>通りすがり様
なるほど、「第0話」という概念は全く考慮していなかったので、目から鱗が落ちました。
>nekonii@ねこにこばん様
公式サイト開設当初は、2桁の数字をランダムに表示してしょぼくれサイトを演出していたので、原作既読の身としては「ミステリックサインのアレだな」と、ニヤリとしておりました。
Posted by: 鈴木舟太 | 2006年05月17日 04:39
TBどもです。こちらから送れなかったのでコメントの方へ。
>「電卓男」「ニート革命」「明日へピンポンダッシュ」「歯上言論」「エマンゲリピョン」
よく判別できましたねwすごいですよwww
個人的なヒットは「エマンゲリピョン」ですかねw
Posted by: 壁 | 2006年05月18日 17:14
>壁様
どうも壁さんのところからは、TBの調子が悪いようですね。ご迷惑をおかけして済みませんです。
書籍の題名の方ですが、14インチテレビで普通に判別できましたので、それほどのことではありません。
#7は書籍をはじめ、パロディネタが多かったので、後でちょこっとまとめようかと思っています。
Posted by: 鈴木舟太 | 2006年05月19日 00:04
先日思い出したんですが、「未来のコンピューター」がどうのこうのって話してないですよね。「消失」で出てくるんですが、伏線張り忘れ?
Posted by: Anonymous | 2006年12月31日 20:03