【ルビーの指輪】マリア様がみてる くもりガラスの向こう側【神のまにまに】
2006/04/01(土)の近況
マリみてシリーズ24冊目「くもりガラスの向こう側」読了。
今回は「ドキ! 丸ごと着物、女だらけの新年会」が話の中心。小笠原邸での新年会は1年ぶり。そうかぁ、1年ぶりかぁ。こういう描写が出るたんびに「リアルではn年経ってるよなぁ」と思ってしまう。このマリみてシリーズ、一体何冊目まで出るんだろう。
福沢祐巳・祐麒の年賀状。お互いのクラスメートが、相手方に送っている状態。「姉弟だから住んでるところが同じ→クラスメートの住所で送れば届く」なるほど、知恵の回る人が多いもんだ。福沢姉弟、気が付けばモテモテじゃのう。
小笠原祥子の年賀状は、昨年の祐巳の年賀状を真似たモノ。すごい妹バカぶりだ。
新年会当日。
最寄り駅から小笠原邸まで歩いて15~20分。小笠原邸を何度も訪ねている祐巳が、初訪問の白薔薇姉妹(藤堂志摩子、二条乃梨子)を案内する形になりそうなものだが、祐巳はこれまで全て誰かの車で訪ねていたため、道案内は不慣れという。それを知った乃梨子が「大丈夫なんだろうか」光線を祐巳に浴びせるトコに笑った。祐巳、こういう場面での信頼度、低っ。乃梨子の先導で進む一行。小笠原邸が見えるや否や、祐巳まっしぐら。乃梨子と志摩子に「犬のよう」と表現される。「まるで犬みたーい」(by.鵜沢美冬)
新年会は、今年も暴食パーティ。ピザや縁日の食い物をたらふく食った後に、高級寿司。フードファイトか、コレ。
祐巳がウニを美味しく食べる姿を見て、好き嫌いの激しい祥子が涙目になりながらウニを食べる。これを見た母・清子「祐巳ちゃんの表情をおかずに、苦手なウニを食べるなんて!」と驚嘆。祥子の偏食も、祐巳がいるだけで矯正できそうですな。「祐巳ちゃんの表情をオカズに!」
百人一首大会。祥子と志摩子の着物組が激強。強さは大体こんな感じ。
ケルベロス組ステイ:祥子、志摩子
ペガ・ユニスパイラル:支倉令、乃梨子
ホビット組:祐巳
フェアリー組:島津由乃
人間双六。
祐巳「これで、何をしろと」
祥子「祐巳。服を脱ぎなさい」
祐巳「ええ!?」
祥子「わかった? じゃ、素直に脱ぎなさい」
祐巳「ちょっ、ちょっと待ってお姉さま。せめてそこの扉を閉めてください」
祥子「この家には女性しかいなわよ」
てな感じで祥子が大活躍。紅薔薇姉妹が優勝。
単なる正月のお遊びで、カラオケセットや雑巾作り、ホットケーキ作りといったイベント盛りだくさんの双六を用意する小笠原家(てか清子さま)って、やることがデカすぎる。御坊家の茶魔さんもビックリですな。
祥子とのめくるめくひとときを終え、後かたづけをしている祐巳に、痴漢の魔の手が。っても、融小父さんが清子さまと人違いをしただけ。それでも「祐巳の肩に手を掛けた」ってだけで痴漢扱い。日頃の行いって、ホント大事だよな。「妻と間違えて抱きつこうとした」ようなので、肩に手を掛けた段階でストップしたのが不幸中の幸いか。祐巳はこれで、小笠原グループの偉い人の弱みを握ったわけだ。
祥子と柏木優の許嫁話は白紙に。
祥子としては意を決しての発言だったようだが、清子と融は「ああそぅ」レベルの返答。それもそのはず、もともと親が決めた縁談ではなく、実は祥子が幼稚園児の時に言った「優さんと結婚したい」という発言が根源だったから。
オイオイ、“小笠原家”という祥子の枷、こんなオチで解決かよ~。このネタの解決で数冊くらい物語が続くと思っていただけに、読んでる側としては肩透かし。あぁでもこういう解決の仕方って、実にマリみてっぽい。当事者にはその後の人生を左右するほど思い詰める重大事項だったのに、フタを開けてみたらあっさり解決、ってのはマリみての真骨頂ですな。
にしても祥子は、学業や習い事は非常に優秀だけれど、俗世の出来事については、ほとんど記憶に留めてないようだな。印象的なお別れをした、幼稚舎でのクラスメイトすらまともに覚えていないからのう。
「彼女は覚えていなかったのだ。」(by.鵜沢美冬)
夜。
寝る前に、今年も“なかきよ”。
皆が折り紙で折った船を「帆掛け船」と呼ぶ中、由乃だけが「騙し船」と呼ぶ辺り、性格が現れているなぁと。
翌朝。
山百合会メンバーで朝っぱらからラジオ体操。想像すると、妙な光景が浮かぶ。
朝ご飯。福沢家では、目玉焼きに麺つゆをかけているそうで。他の面々は次の通り。
祥子:醤油
由乃:ケチャップ
令:塩コショウ
乃梨子:ウスターソース
志摩子:醤油
清子:マヨネーズ
目玉焼きに何をかけるかって、意外と話の種になるもんだ。
新年会を終え、家へ帰る途中の祐巳。
楽しい新年会が滞りなく終わったものの、松平瞳子については宙ぶらりんのまま。それは一旦置いといて、新年会の時の、柏木の不自然なコメントについて、祐巳が熟慮。思考した結果、柏木のコメントは瞳子に関する祐巳個人へのメッセージだったことに気付く。あの内容が自分へのものだと、よく気が付いたのう祐巳。普段は鈍いキャラなのに、変なところで鋭いな。
祐巳が柏木邸へ向かおうとしたところ、出がけにお隣さんから回覧板。
お隣さん「最近物騒よね。うちも、祐巳ちゃんのお父さんに頑丈な家に直してもらおうかしら」
おぉ、さすが今野先生、姉歯建築士についてチクリと風刺しておられる。こういう場面って、サラッと流していいのか、何かの伏線なのかと深読みすべきなのか、迷うのう。
最後は真面目な話でシメ。
くもりガラスの向こう側が見たければ、自分の手でも使って曇りをぬぐえば、向こうを見ることができる。
けれども心の中のくもりガラスは、どうすれば向こう側が見えるようになるのか。こちら側の曇りをぬぐえたとしても、向こう側の曇りは、向こう側にいる人がぬぐってくれなければ、向こう側を見ることができないままである。祐巳と瞳子については、祐巳の側の曇りは既にぬぐえたが、瞳子の側は曇ったままであり、瞳子自身曇りをぬぐう気は無いのが現状。
柏木から瞳子についての話を聞けば、瞳子が何について悩み、世界に対してどう絶望しているのか、簡単に分かる。しかし柏木から話を聞いたとしたら、それはくもりガラスを叩き割って向こう側を見ることと同じ。そんなことをすれば、割れたガラスで向こう側にいる瞳子が傷付くのは明白。
そのことに気付いた祐巳が、柏木家の前まで来ていながら、柏木に何も尋ねず戻ったのは、当然のことだろう。
















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コメント
ごきげんよう。
タイトルが判明してから、『ルビーの指輪』のディラン効果だった赫です。
...にしても、まさか『さざんかの宿』に発展してるとは思いもよりませんでしたよ。
Posted by: w-red | 2006年04月04日 13:50
>w-red様
ごきげんよう。
私の場合、音楽に疎いので、
『ルビーの指輪』→そういえばそんな歌詞があったなぁ
『さざんかの宿』→?
でした。なんで、ブログタイトルの囲いを【ルビーの指輪】~【さざんかの宿】とせずに、百人一首ネタからもってきました。
Posted by: 鈴木舟太 | 2006年04月05日 00:08