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「目的のない座談会」

インターネット編 特別編集

 1998年8月22日、神奈川県川崎市のとあるマンションにおいて、藤井和彦さん主宰によるクイズ座談会を行いました。いくつかあったテーマの中で、「インターネットのクイズページ」がテーマとしてありました。そのテーマを中心に、座談会の一部をここに紹介します。また、座談会の文章に若干の加筆・訂正を行っていることもご了承ください。


H:これ、もう入ってるの?
F:入ってるよ。
H:どうも初めまして(一同笑)。いやあ、うさん臭いメンバーですねぇ。
F:君が一番うさん臭いわ。
H:こんなメンバーで話するのって、最初で最後でしょうね。でもなんで、こんなメンバーなんですか?


座談会出席者

F:藤井和彦(25歳)
FNS1億2000万人のクイズ王・第2回グランドチャンピオン、第6回明大オープン優勝
慶応大学卒業・社会人2年
KQK、OBA−Q
S:鈴木舟太(23歳)
第1回都立オープン、芝浦オープン優勝
工学院大学大学院2年
法政クイズリバティ、卍
K:春日誠治(21歳)
第2回都立オープン、話の泉杯、第1回嶺上杯優勝
明治大学4年
明大イージオス
H:日高大介(20歳)
第3回関東指オープン優勝
慶応大学2年
KQK、クイズ部、ホノルルクラブ


各テーマにはアンケートを一つ用意してあり、それをもとにして座談会を開始。すでに数十分が経ち、各テーマについて話されています。


F:ではインターネットの話題へ。一応アンケートは注目のページというテーマにしましたが。
H:僕はもう分からないですね。
K:一応、神野のところって書いた。
H:神野さんのは面白いんですか?
K:いや、ちゃんと更新してあるから。
F:まぁ、こういうもんなんだな、って感じで。ある意味では面白い。
H:どこもよそは更新してないんですか?
K:いや、今は夏休みだから。学校行かないし。
F:熱心な人は更新してるけど。Ryuさんとかほぼ毎日更新してるし。
H:そういうのを見て面白いんですか。人の日記を見て。
F:つまらない(笑)。文章力無いもん。
S:読んでて楽しくなるってことがあまり無い。
H:誰もが自分の回りであった愛憎劇みたいな。
F:あとサークルの例会報告とか。
K:一通り見ていくとして、最初に見るのは掲示板だから。日記はあまり。
F:神野のとことか、最近長野大学クイズ研究会掲示板と化してるな。
K:あと、関東学院の掲示板
F:そういえば、何で長野大学の人はパンチョさんとこの会議室に書き込みしないんだろう。
K:単に松本に住んでること知らないんじゃないですか。もしかしたら何となく入りにくいのかも知れないけど。


S:ホームページにカウンタってあるじゃないですか。最近、あれの数を増やすことが主目的になっているような気が。伝言板見ても「何人目ゲットしました」とかやたら多いし。
F:扉ページで「何人目は誰々さんでした」って書いてあるんだけれど、そのメンバーが全然変わらない
S:カウンタの手段が目的になってる。ページ見てくれなきゃ意味がない。
H:それ(=カウンタの何人目ゲット)って結局は運なんでしょ。運大王。
F:いや、ただ単に(同じ人が)やたら見てるだけってことだよ。あと、新しく見に入る人もそんなに多いとは思えないし。だから掲示板も必然的に身内同士の会話になる
S:私が今一番面白いと思うクイズページはがちゃびんさんの「ウルトラ新聞」ってページなんですよ。そこの掲示板は本当に色々な人が投稿してくるので、見てて面白い。ウルトラの情報がジャンル別にばぁーっと並んでいるんですよ。
H:それはウルトラの公式ページなんですか?
S:いや、公式じゃない。


F:ところで日高の答えは「自分に関連するページは見たくないといえば嘘になる」だけど、インターネットって正直、見たいと思う?
H:面白かったら見ますよ。
K:じゃぁ、面白くないから見ない。
F:社会人だったら、インターネットは持っていた方がいい。オープンの情報とか、あまり入ってこないから。日高なんかだといくらでもサークルの情報として入手できるから、そんなに持つ必要も無いと思う。まぁ、そういう情報だけで良いっていうことになったら、関東では舟太ページ、関西では福本君のページ以外いらないってことになるけど。
H:舟太さんの場合、元祖じゃないですか。だから老舗っていうか、どこにも迎合しないみたいな。ある程度時期が経つと、真似事が入っちゃう。
S:(舟太ページは、)最初に創ったときは色々なページがあったんですよ。その中から解析してアクセス数の少ないところをどんどん切ってって、カウンタの高いところだけ残していって今の形になった。でまぁ、今の人っていうのはそういう手段が分かっているから、こういうページを作っていって、って形になっちゃうから(真似事が入っちゃう)。まぁ、日高の言うように、先駆者なのかも知れないけれど。
F:要するに、(今のページは)初めからクイズしかないと。


H:インターネットでクイズとか無いんですか? それで面白いものとか作れないの?
F:あることはあるよ。クイズプレイヤーが作るのは少ないけど。でもクイズ界以外の人が作ったものの方が面白い。それにクイズプレイヤーの作るページなんて、メインは日記と掲示板だから。あとリンクも。みんなで相互リンクし合ってて、あまり外へ行かない。
S:絶対俺、相互リンクはしないようにしてるんですよ。「こういう信念」みたいなもの、「何を伝えたいのか」というのがハッキリと分かるようなところにしかリンクはしない。
H:インターネットって、「隠し芸大会」みたいなもんだと思うんですよ。面白くないのに、何か見ないと気が済まない。全然隠し芸になってないホームページも。全然ホームページとしての役割を果たしていないのに、見る人間がいる。見る人間がいるから、惰性でずっと続く。


F:あと、インターネットで問題なのは、神野の大好きな「情報格差」かな。インターネットのページでしか情報を公開していない。例えば、Ryu杯とPSY・COROカップ。この2つ、インターネットをやっていない社会人は、いつやるか、どんなことを、どんなコンセプトでやるか、絶対に知らないと思う。PSY・COROカップなんて、存在すら知られていないんじゃない?
H:インターネットって、(クイズページは主として)情報の格差を埋めるために始まったものですよね。
S:地域的なね。
H:それがますます開いていってる
S:新たな情報格差
K:地域的なものじゃなく、持つ者と持たざる者の格差
S:一時期、俺のホームページに(大会告知を)載せるのが(全国的な)宣伝だと思っていた人もいたし。


S:あと、読ませるコンテンツが無いっていうか。一時期、(舟太ページでは)ホームページ(自体)よりもそれ(=目次)を重視したこともあったし。
F:舟太のところは「クイズ研究会」とか企画ページもあるし。内容にこだわって企画作って書いてるのって、他はパンチョさんだけなんじゃない?
S:ところで藤井さんとかって、俺のホームページどれぐらい見てます?
F:週に2、3回ぐらいかな。
S:「近況報告」って、見てます?
F:新しいのが書かれたな、と分かったら見てるよ。
S:面白いですか?
F:よそよりは面白いよ。うまく何かとひっかけたり、パクったりしてて。一応読ませる相手の存在を意識しているな、っていうのが分かるから。
H:ホームページではですね、「他人がどうなる」とか「どんな生活してる」かなんて興味ない。人の悪口であるとか、すったもんだがあれば興味そそられるじゃないですか。週刊誌みたいな。
F:それは時々水面下であるよ。舟太と神野とか(笑)。
H:それは人間臭いですよね。
F:何だかんだ言って、トラブルが一番多いのって、舟太のところじゃない。
S:(短いけれど)歴史があるから、多いのは当然なんですよ。
H:まぁ、もっと小渕をね。
F・S・K:小渕をなんだよ(笑)。


インターネットについてはここまで。この後も数十分に渡って座談会は続きました。


H:さて、そろそろ締めに入りましょう。
F:じゃぁ、日高さん、締めの言葉を。
H:とどのつまり、この座談会は意味があったのかと。
F:ない。
H:結局、これも僕らの自己満足じゃないですか。
F:そうだよ。結局人間のやることは自己満足なんだよ。
K:またそっちへ行く。
S:ここにいる人達っていうのは、クイズを色々な場で、色々とやってきた人達で....
H:問題意識に気付いてる。
S:こういう会話を、普通の、クイズ研を知らない人達に、(クイズプレイヤーには)こういうことを考えている人達もいるってことを知って欲しい。


F:とりあえず一番危惧しているのは、どこかのクイズ研の奴が残った場合、ウルトラの結果をバラさないかということ。
S:ネットだと(誰がバラすか)分からないですね。
F:昔、FNSで玄関で落ちてた時とか、絶対結果聞かないようにしてたし。
H:ウルトラの優勝者はバラして欲しくないですね。
K:それが一番の楽しみなんだから。
F:じゃ、「ウルトラの結果はばらすな」ということを結論に、終わりましょう。
全員:さようなら。


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